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左の腕/いびき [新潮CD]

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  • サイズ B6判/高さ 15X15cm
  • 商品コード 9784108301412
  • Cコード C0893

出版社内容情報

松本清張/原作 柳家小三治/朗読

漸く安穏な生活を手に入れた卯助だが、その左腕には娘にも明かせない秘密があった。老いてなお貫いた男の意地が快く胸に響く名作「左の腕」。「いびき」を併録。

発行形態:新潮CD
判型:[2CD]103分
ISBN:978-4-10-830141-2
発売日:2003/12/20

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

にゃおんある

22
彼の左の腕には何があるのだろうか? 渡世には傷がつく。塵労に身をやつし憂き目に合う。無難に生きること、出過ぎたこともせず安泰に暮らす。江戸時代は民主主義なんかなかったから生まれですべてが決まる。そこから一派をあげてヤクザ者に。でも娘のことを考えてか、老いて過去を捨て下男としてまっとうに働く。たかり酒をうまいと感じるか否か、虚栄心を満たすか否か、心が満ちる感覚とは何だろう。人生という戯曲を演じてはみたが間違った観念を曖昧に試みたに過ぎないのではなかろうか。左腕にはバニティがかつてのスティグマが優しさの影に零2017/10/24

村上春巻

3
【A】松本清張の時代もの初めてで、新鮮でした。2017/09/28

Lily ※amazon不買運動中

2
皮肉がきいててとても面白い2020/06/24

yumani

1
図書館にて新潮CD試聴:小三治師匠が小説朗読をしていたとは!★『無宿人別帳』より「左の腕」:隠し続けた左腕と過去。予想に反し穏やかな結末。江戸の町に出た底辺の人々の人権なんてあったものじゃないが、義理や人情に助けられる。主人公の無骨さがいい★『佐渡流人行』より「いびき」:心置きなくいびきをかける“自由”幸せな気持ちいっぱいで迎えるラストの“この先“の余白が怖い。昔も今も迷惑で厄介なのがいびきではあるが、昨今の定説では本人の命をも縮めるらしい。松本清張が知っていたなら、また違った物語が生まれたかもしれない。2023/12/07

ちるちる

1
やっぱり、面白いな、歯切れが良い、わかりやすい2019/04/24

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