内容説明
ボードレールを愛し、ゴーギャンを愛し、愛と死と孤独を斬新に展開した内的独白世界。
目次
評伝福永武彦(生と愛と死と;ロマンの実現に向かって;愉しい間奏曲;純粋小説の達成;『死の島』を越えて)
魂の果てへの旅
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
月
12
幼少の寫眞、作品に関連した舞台、友人・知人たち、原稿・書簡、そして何より福永自身の表情がいきいきしている。福永作品の補完的アルバムで楽しい一冊。2015/12/26
アレカヤシ
2
「幼年」に書かれていた、父母と福永武彦との3人で撮られた写真と、「草の花」に出てくるサルスベリの写真が好きだった。サルスベリは強く剪定されていて、なんとも言えない佇まい。手紙や原稿の写真はもう少し大きければいいのになぁと思った。そのうち虫眼鏡を入手しなければならない。略年譜に左肋骨を8本も切除した(三十歳)とありとても驚いた。「死者の側から生を見る」P25という作家の言葉!2017/09/20
jansenist
1
福永さんって本当にお洒落というか、かっこいいな。2013/11/24
小葉
1
「アルバム」と銘打っているだけあって、写真がたくさんで嬉しい。福永の小説は読んでいるのに、ほとんど内容は忘れてしまって、ぼんやりとした雰囲気を憶えているだけ。読み返したい気持ちになる。(でもなかなか実行には移せそうにない)2010/09/12
咲蘭
0
この本を読んでさらに好きになった。生きている間に会ってみたかった。2013/08/11