出版社内容情報
リベラリズムの世界的浸透に、保守の反撃が始まった。その思想、資金、驚異の組織力を描き出す。日本に迫る価値観の戦争を直視せよ。リベラリズムの世界的浸透に、保守の組織的反撃が始まった。キリスト教右派による「世界家族会議」とは? 驚異のネットワーク、思想、資金源を緻密な取材で描き出す。
金子 夏樹[カネコ ナツキ]
著・文・その他
内容説明
LGBTの権利拡大や中絶の容認に、猛烈な抵抗を示す人々がいる。米国最大の宗教勢力、聖書の教えを絶対視するキリスト教右派だ。彼らの組織「世界家族会議」とは何か?プーチン大統領と水面下で繋がり、欧州の反リベラル政党、イスラム諸国とも連携する驚異の組織力の源泉は?リベラリズムの世界的浸透に対し、反撃を始めた保守ネットワークの全貌を緻密な取材で描き出す。日本にも迫る価値観の戦争の行方を直視せよ。
目次
序章 プーチン援護に立ち上がった米国人
第1章 時代遅れのキリスト教福音派
第2章 世界家族会議の保守反動ネットワーク
第3章 ロシア「鉄のトライアングル」の逆襲
第4章 ウクライナ併合、シリア介入は「聖戦」
第5章 標的にされた大富豪ジョージ・ソロス
第6章 「現代のラスプーチン」と「陰の大統領」
第7章 ハリウッドVSロシア 人々の心を掴むのはどちらか
第8章 日本に飛び火する「文化の対立」
著者等紹介
金子夏樹[カネコナツキ]
1978(昭和53)年神奈川県生まれ。筑波大学第三学群国際総合学類卒業後、日本経済新聞社入社。証券部、広島支局、モスクワ支局(2009‐13年)などを経て英字誌Nikkei Asian Reviewデスク。『リベラルを潰せ―世界を覆う保守ネットワークの正体』が初の著書(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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