新潮新書<br> 本当はダメなアメリカ農業

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新潮新書
本当はダメなアメリカ農業

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  • サイズ 新書判/ページ数 202p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106107696
  • NDC分類 612.53
  • Cコード C0261

出版社内容情報

自由化したら日本農業が壊滅? とんでもない! 現地取材で見えてきた等身大の米農業の姿。輸出ひとり負け、人手不足、高齢化、遺伝子組み換え漬け。「自由化したら日本農業が壊滅」なんて大ウソ。トランプの保護主義のとばっちりで、米農業界はボロボロだ。現地を徹底取材したジャーナリストが描く等身大の姿。

菅 正治[スガ マサハル]
著・文・その他

内容説明

自由化したら日本農業が壊滅?とんでもない。アメリカ農業はハリボテだ!消費者が求めるオーガニック作物は輸入だのみなのに、遺伝子組み換えがやめられない。除草剤に負けない「スーパー雑草」にはさらに強力な除草剤で対抗。人手不足なのに移民を追い詰め、農民には自殺とドラッグが蔓延。輸出はトランプの保護主義で一人負け…。現地を徹底取材したジャーナリストが描き出す等身大のアメリカ農業の姿。

目次

農業で汚染される五大湖
アメリカ農業の全体像
遺伝子組み換えに吹く逆風
嫌われ者、汝の名はモンサント
オーガニックへとなびく消費者
遺伝子組み換え作物と除草剤の二人三脚
ミツバチが消える
全米で吹き荒れる食肉工場への反対運動
伝染病と抗生物質のいたちごっこ
老化する農家、萎縮する移民〔ほか〕

著者等紹介

菅正治[スガマサハル]
1971(昭和46)年生まれ。時事通信記者。慶応義塾大学商学部卒業後、時事通信社に入社。経済部で財務省、農水省などを担当した後、2014年3月~18年2月シカゴ支局勤務。同年3月からデジタル農業誌Agrio編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

skunk_c

22
予想したとおりのタイトル倒れな内容。アメリカ農業関係の各機関の発表や報道をまとめた内容で、そういったデータとしてはアメリカ農業の現状を伝えてはいる。またモンサントをはじめとしたアグリビジネスの動向や、バイエルなどを含む国際的化学工業資本の動きも捉えられており、レポートとしては悪くない。でもアメリカ農業の「ダメさ」より、そうした資本の動向がメインな気がする。確かに困っている農業従事者の話題もあるが、例えば堤未果氏のレポートのような切り込みは感じない。足で稼いでいない2次情報がメインだからこんなものか。2018/07/03

まさ

13
これまで印象として「ダメ」と感じていたアメリカ農業について、裏付けを得たような感じです。まだまだ知らないこともあるのだろうけど。オフィシャルな発表等が元になっているのだけど、もう少し踏み込んだ見解がほしいなぁ。だからか、読みにくさもありました。アメリカの現状を知りながら、日本は?と考えてしまう1冊ですね。2019/01/19

calaf

12
ミツバチの話はニュースで見た記憶があるけど、こういうところに繋がるのか...というのが第一印象 (主題とずれてる? (^^;;;) 農業は農業で、各国いろいろ問題があるのですねぇ...2018/08/30

かりんとー

9
(県立図書館)アメリカ人と日本人の農業に対する考え方の違いに驚く。日本人にとって自然を畏怖し、自然と共に農業を行うのは当然だが、アメリカ人はやはり人間中心というか、自然を征服しとことん利用するみたいな考えのようだ。将来的に土地は疲弊し農業ができなくなるのではないか。2020/06/08

m!wa

2
GMOって言えば日本の企業ですが、この本だと遺伝子組み換え作物。未来も安心で安全な食べ物を食べていたいと思う。どこの国も農業は高齢化しているんだなぁと実感。 アメリカは、環境のことも考えて農業を行って欲しい。2019/06/17

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