新潮新書 人間関係

曽野 綾子【著】

新潮社（2013/04発売）

• サイズ 新書判／ページ数 188p／高さ 18cm
• 商品コード 9784106105180
• NDC分類 361.4
• Cコード C0210

出版社内容情報

「手広く」より「手狭に」生きる、誰からも人生を学ぶ哲学を――「私らしい時間」を生きるための14話。

凡庸でも「私らしい時間」を生きるための全十四話。「手広く」よりも「手狭に」生きる、心は過不足なくは伝わらない、誰からも人生を学ぶ哲学を……この世に棲むには、他人と世間、自分と向き合うための作法がある。

内容説明

「手広く」よりも「手狭に」生きる、心は過不足なくは伝わらない、誰からも人生を学ぶ哲学を―この世に棲むには、他人と世間、そして自分と向き合うための作法がある。自らの生い立ちと家族のこと、世間の風潮や日々のニュースにふれながら、凡庸でも「私らしい時間を生きる人生」とは何かを考える。恐ろしくもあり、魅力的でもある「人間関係」の基本とは―。悩める人への全十四話。

目次

「手広く」より「手狭に」生きる
噂話と正義はなぜ迷惑か
倫理観は情況によって現われる
心は過不足なくは伝わらない
物心両面の独立こそ最初の資格
誰も他者の運命に責任はもてない
人間の器量はどこに現われるか
人は誰でも「心変わり」がある
要らないという人などいない
うまく行かない関係なら諦める
世にはいろいろな親切の形がある
会話は人間であることの測定器
痛みは決して分かち合えない
誰からも人生を学ぶという哲学

著者等紹介

曽野綾子［ソノアヤコ］
１９３１（昭和６）年東京都生まれ。作家。聖心女子大学卒。１９７９年ローマ法王によりヴァチカン有功十字勲章を受章、２００３年に文化功労者、１９９５年から２００５年まで日本財団会長を務めた（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[団塊シニア]

あらゆる人間関係はそれが上手くいかなかったときには諦めることだという筆者の持論には説得力がある、距離をおき関係なくしていれば相手に危害や被害を与えなくてすむ、そして穏やかな気持ちで生きられるという、本書を読むと納得でき共感できる内容です。

2013/04/28

[しおつう]

人間関係を円滑にしたり、丸く納める為のコツなどを期待していたのだが、その様な技術的なことは書かれていなかった。結局は著者が自分を貶めつつさり気無く自慢したり愚痴を言ったりの自己満足的な要素が強かった様に思う。自分の読みが浅く、核心をとらえていないが故かもわからないが、自分的にはあまり得るものは無かった。

2017/10/25

[calaf]

賛成できるでもなく、反対できるでもないような微妙な話が多かったような気が...まぁ、元々は「人間関係愚痴話」というタイトルだったようなので、単なる愚痴話なのでしょう (^_^;;;

2013/07/06

[きみこ]

20代の頃から曽野さんの文章を支えとしてきた。40代になり益々、人間を見つめる曽野さんの思いに触れたいとの気持ちが強くなった。

2013/05/04

[しゅんぺい（笑）]

曽野綾子さんの、さまざまなテーマのエッセイ。 雑誌に掲載されていたものをまとめたものらしいです。 なんでタイトルが「人間関係」なんやろう？よくわからなかった。 やはり曽野さんは経験豊富やなあと。そのことだけはわかった。

2013/04/24