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新潮選書
やまと教―日本人の民族宗教

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  • サイズ B6判/ページ数 215p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784106036118
  • NDC分類 162.1
  • Cコード C0314

内容説明

明治以降の国家神道はニセモノ宗教、現代仏教はインポテ宗教だ!本物の宗教は、古来より受け継がれた民衆のメンタリティと生活にこそある。仏教、儒教、道教、キリスト教など国家権力によって支配の道具とされてきた外来宗教と、民衆宗教との混淆の歴史をたどりながら、真の民族宗教=日本人古来の精神的基盤を明かす。

目次

第1章 宗教とは何か?
第2章 仏教の伝来と神道
第3章 神道とやまと教
第4章 やまと教の神々
第5章 神様との付き合い方
第6章 神様は「空気」である
第7章 やまと教の教義

著者等紹介

ひろさちや[ヒロサチヤ]
1936年大阪府生まれ。東京大学文学部印度哲学科卒業、同大学院博士課程修了。気象大学校教授として長年にわたり哲学を講じる。現在、大正大学客員教授。旺盛な執筆・講演活動で仏教哲学の啓蒙家として知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かに

5
この本では国家神道と民族神道を区別して書かれており、民族神道の方を著者が「やまと教」と命名し、やまと教の素晴らしさややまと教を通して宗教の素晴らしさを伝える。お盆や喪中など割りと制度化されてるものは仏教由来のものだと思ってたが、神道由来というのを知って驚いた。2023/05/05

きいち

3
ごろ合わせはさておき、盆が神事だ、とか、お葬式のお経は死者に対しての緊急対策授業だ、といった、日常の習慣の「へえ」から、日本人の民俗宗教を起ちあがらせてみよう、という試み。でも、もっと仏教側の内容がはいってもいいのではないか?日本教とどう違うのか、仏教の足し方は?など、課された宿題は多い。2012/10/27

nizimasu

2
ひろさちやさんは仏教がもっぱら専門なのですがここでは日本人にとっての民族宗教とは何かという問いについてかなり独断と偏見もありつつ力強く書いていて説得力のあります。その要諦は縄文的な民衆神道的なものにヤマト国家の誕生により皇室神道が民衆神道を組み込んでいく様子。さらには仏教の伝来によりそれまで体系化していない祭祀のスタイルが仏教との参照の中で生まれていった様子を検証していく。それゆえに縄文的な東日本にヤマト的な関西と区分なんかも日本人論として面白いのでした2015/12/18

ヨコ(hitoshio)

1
著者の好き嫌いがハッキリ出ており、誇張表現では?と思う箇所もあったが総じて面白かった。貧乏神に息子が5人居たとか、大黒様は日本とインドのハーフとか、独特の神様分類は楽しい。読みやすいので民俗学、宗教学のとっかかりにはよさげ。2013/09/16

滅紫

0
インポテ宗教か…。日本の葬式仏教の起源は幕府による隠れキリシタン狩りで始まってきたことなど、やまと教化されているとのことで、面白く読めました。2012/05/17

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