内容説明
わずか2時間の間に1人は銃弾で、1人は絞殺とその殺害方法こそちがえ2人の最高裁判事が殺された。そのあざやかな手口からプロの殺し屋の仕業にまちがいない。だれがなんのために2人を標的に選んだのか?ロースクールの美人女子大生が書いた事件の摘要書〈ペリカン文書〉が見えない敵の存在をあぶりだす。彼女に危機が迫る…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kochi
14
最高裁判事の連続殺害事件について、法学生ダニーが仮説を記した文書(のちにペリカン文書として知られることになる)を、彼女の恋人キャラハン教授がFBIの友人に見せたことから、ダニーは命を狙われることに… 最高裁の判事指名での保守とリベラルの争いとか、一連の事件の背後にある陰謀とか、これ、現在のことではないの?と思わず発行年を確認。CIA、FBIや複数の勢力が入り乱れ、緊張感も維持されて、飽きることがないけれど、こんな面白い小説を読んでいた人たちが、Qアノン等の陰謀論を信じても仕方がないかもと妙に納得。2021/01/26
dynabook77
3
ロースクールの美人女子大生が書いた事件の〈適要書〉を巡る物語。 大統領、大統領補佐官、最高裁判事、FBI、CIA、大手新聞社、大手法律事務所なんか絡みあって「え?ちょっとちょっとどうなるの?」ってドキドキしますよ笑 映画も観たい!2020/05/02
ますずし
2
図書館で正月ように偶然手にした作品。寄る年波に勝てず、海外ミステリーは誰が誰だかわからなくなってしまう。疾走感は高いのだが、乗り切れず。残念。2016/01/04
ぞろElwood
0
★★★★