内容説明
一子・破天丸を失い、鬼と化した新左衛門尉。油問屋の主人に納まり地歩を固める新九郎。波瀾万丈の時代活劇、いよいよ佳境へ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kaz
2
「美濃を制する者は天下を制す」いよいよ、国盗りが始まる。2013/09/15
蝉、ミーン ミーン 眠ス
1
小夜の生き方には感じ入る部分があるが、それはあくまでも小夜個人に対してのものであって椿衆全体として見るとその集団を維持するための支えになっているものは一体何なのだろうか。2017/06/08
KシタTペイ
1
http://blogs.yahoo.co.jp/docomo3850/30750814.html2012/12/19
siopop
0
2冊目になってやっと道三の登場でした、この巻からは主人公が存分に活躍してくれます。 中でも僕は若き日の道三が北条早雲と共にあったと言う逸話が気に入りました。 共に下克上の世の中への先駆けとなった二人が、実は一緒に戦場を駆け巡った事があったなんてエピソードには心惹かれるものがあります。真偽の程は別として。 この先、新九郎の国取りはどう進展して行くのか?読み進めるのが楽しみです。2013/09/14
星落秋風五丈原
0
毎回、宮本作品の忍者同士の戦いは、 武将の合戦よりも断然面白い。まさに、往年の忍者もの映画の雰囲気。 この後、おどろ丸という、実におどろおどろしい名前を持つこの男が、生涯の友と 想い人と出逢い、或いは別れ、一介の武将へと出世していく様が描かれる。 烈女、静謐な戦う女、典雅なれど魔を抱く女など、女性陣も豊かな顔ぶれが揃い、彼女達との 絡みも、みもの。 一巻では、まだ道三のどの字も出てこないし、馴染みのない武将ばかり(赤松家も登場する) なので、タイトルとどう繋がってゆくのか、じりじりする諸兄 も多かろう。 2004/03/14