甘粕正彦 乱心の曠野

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  • サイズ B6判/ページ数 475p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784104369041
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0095

内容説明

関東大震災後の戒厳令下、社会主義者・大杉栄一家を虐殺したとして獄に堕ちた元エリート憲兵。その異能と遺恨は新天地・満州で乱れ咲いた―。策謀渦巻く大陸の夜を支配した男の、比類なき生涯。湯水のごとく溢れる資金源の謎、地下茎のように複雑に絡み合った人脈、そして凄絶な自死とともに葬られたはずの大杉事件の「真相」を新資料、新証言で描破する。

目次

“主義者殺し”
幕末のDNA
憲兵大尉の嗚咽
鑑定書は語る
獄中の臣民
浴衣の会見記
暗鬱のルーアン
謀略人脈
満州ひとりぼつち
人は来りて見よ
満映という王国
八十五年目の真実

著者等紹介

佐野眞一[サノシンイチ]
1947(昭和22)年、東京生まれ。早稲田大学文学部を卒業後、出版社勤務を経てノンフィクション作家に。’97(平成9)年、民俗学者・宮本常一と渋谷敬三の交流を描いた『旅する巨人』で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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さくら咲く

18
村山由佳の「風よあらしよ」を読み最後に伊藤野枝、大杉栄が惨殺される結末に驚嘆した。そして直接手を下したと描写されている「甘粕正彦」の名を初めて認識した。彼に纏わる本を是非読みたいと今回手にした。緻密な調査、末代にも渡る縁者からの聴き取りからなるノンフィクションである。真実を追及する行動は迫力あるもので著者の書き下ろしに引き込まれいった。大正、昭和初期の独特な世界情勢、そして軍国主義。そんな時代に翻弄され満州国の終わりと共に自決、そして墓場まで持って行った真実とは。読書欲がまた深まる一冊。2022/02/11

kar

8
社会主義者の大杉栄を虐殺したと言われた甘粕正彦の真実に、最新の資料と関係者の証言で迫る。2014/05/24

於間抜新吾

6
大杉栄 伊藤野枝そして幼い甥っ子を虐殺した首謀者とされ、満洲に渡り満映理事長になった甘粕正彦のまさに「乱心の曠野」を事実を確認しながら解き明かしてくれたように思います。ポジティブな未来を描けないと運命づけられた男の凄味が伝わってきました。コワイです。2022/05/21

ゲンショウ

6
甘粕大尉のドキュメンタリーです。前から名前だけは知っていたので拝読。あの時代の犠牲者一人なのでしょう。東条英機とは違いある程度の器があっただけに妖怪染みた存在と映りました。2011/01/24

わさる

5
甘粕の魅力溢れる人間性に惚れてしまった。2010/11/03

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