出版社内容情報
ナポレオンの栄光を作り上げながら自らの人生をも輝かせた男たちは、いかにして苦境を脱し、人生の成功を手に入れたのか。「フジサンケイビジネスアイ」の人気連載ビジネス・エッセイ、待望の刊行。
出世の遅れた男(誰よりも実績を上げたのに昇格しない)/対抗馬と見なされた男(圧倒的力を持つ男の対抗馬にされた)/タイミングの悪い男(今まで通り仕事をしていたのに突然非難された)・・・・・・強大なリーダーと激しい時代の波に揉まれながら、最終的に人生の勝者となった男たちの軌跡。
内容説明
出世の遅れた男、対抗馬と見なされた男、イエスマンだった男、板ばさみになった男etc.…現場指揮官たちの苦境脱出法。
目次
同僚より出世の遅れた男―元帥マルモンの決断
対抗馬と見なされた男―元帥ベルナドットの雌伏
イエスマンだった男―元帥スルトの戦い
板ばさみになった男―元帥ネイの選択
女房に浮気をされた男―元帥ランヌの幸福
タイミングの悪い男―元帥ベルティエの再起
虎の威を借ろうとした男―元帥ポニャトフスキの賭け
女房役を選んだ男―元帥ダヴーの名誉
失敗を恐れた男―元帥グルーシーの誠実
玉の輿を勧められた男―元帥ミュラの苦闘
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Masa03
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ベルナドット以外は。。。 ネットの書評で評価が高かったので購入。まぁ、なかなかでした。 希代の天才ナポレオンの周りで輝いた男たちのの生涯を叙述したもの。 ナンバー2として、如何に振る舞うべきか、というヒントになるだろう。 ただ、ベルナドット以外は後世から見て成功者とは見なされないだろうな、と思う。 結果を論じるよりは、ナポレオンの副官たちが何を考え、どういう決断を下したか、ということを考える作品だった。2014/07/09
P-man
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いやー面白かった。ナポレオンが強烈な個性を持つ英雄なら、それを支えた配下たちもまた然り。ベルティエの最期は、暗殺説の方もあるけどこの本では完全に事故説を取ってるんだな。真相を知りたいもんだわ・・・。2014/07/13