内容説明
大地に刻み込まれた歓喜と痛恨の球跡をたどり、魔性のゲームの真髄に迫る世界有数のエッセイ。
目次
19世紀のナイター・ゴルフ
「覆面の騎士」、見参!
「ジキル博士とハイド氏」は、「宝島」でゴルフをしたのか?
アンドレーの孤独なる戦い
スコアを崩す三つのタイプ
ロバが駿馬に変わるとき
キャディ、嵐に花を摘む
いざ、底抜けのゴルフ天国へ〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mj
0
爵位授与の祝賀会にてアーサー・バルフォア曰く「身に余る栄誉を頂戴したが、正直なところ、欲しかったのは書物とゴルフクラブとゲームを愉しむ時間である。この三つ以外のものを私はかつて望んだことがない。私の理想は、多く読み、少なく書き、たくさんゴルフをすること、これに尽きる」。「年が明けて訃報が届いたとき、自分もあと何回好きなやつと逢えるのか、あと何回ゴルフができるのか、終日ぼんやりと考え込んでいた」&「徳の厚い人物には周囲が騒いでくれる。徳のない者は、自分で騒ぐ」。 by 夏坂健2016/01/01