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スギハラ・ダラー

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  • サイズ B6判/ページ数 360p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103823049
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

金融恐慌には仕掛け人がいる。9.11にもリーマン・ショックにも壮大なカラクリがー。杉原千畝「命のビザ」に端を発して70年、死と金と諜報のサスペンス長篇。

内容説明

杉原千畝が産んだ現代金融市場の黙示録に、『ウルトラ・ダラー』のコンビが、秘やかな諜報のメスを入れ始めた…。

著者等紹介

手嶋龍一[テシマリュウイチ]
1949年、北海道生れ。NHKワシントン特派員として次期支援戦闘機をめぐる日米の軋轢を目の当たりにして『たそがれゆく日米同盟』を、さらに湾岸戦争時の日本の外交的孤立を描いた『外交敗戦』を相次いで発表。二十年以上も前から日米同盟の亀裂に警鐘を鳴らしてきた。2006年には初のインテリジェンス小説『ウルトラ・ダラー』が大ベストセラーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

藤枝梅安

33
「ウルトラ・ダラー」に出てきた2人の「インテリジェンス」が新しい展開を見せる。「スギハラ・ビザ」から「オバマ暗殺計画」まで壮大なフィールドだが、壮大すぎてついて行けないところもある。シカゴの先物取引の話だけかと思ったら、日本の伝統文化やら競馬の新馬市場まで話が広がり、登場人物はステレオタイプで「刺身のツマ」程度。 神戸の3人のところまでは「小説」だったのに、それ以降は解説になっちゃっていたのが残念。2011/01/06

シュラフ

24
国際情勢を読み解くうえでのヒントがいくつも盛り込まれた一冊。先物市場が動くウラに何かがある・・・なるほどそういう見方があるんですね。おかげさまでまたひとつ賢くなりました。またシカゴ市場におけるS&P500の先物の成り立ちの経緯を知ることができたのは収穫。手嶋龍一の本を読むと、今までただ漠然と読んでいた新聞の国際面の読み方が変わってくる。但し、あまりに幅広すぎる展開であったため主人公のスティーブン・ブラッドレーのキャラクターがかすんでしまい、小説としては今ひとつまとまりがないように思われるのが残念。2016/10/25

Sakie

13
ああ、面白かった。杉原千畝のビザ発給から始まって、先物取引やら競走馬やら話題は多岐に渡り、視点は世界を駆け回る。とにかく広く、インテリジェンスネタが細かい上にややこしい物語を、ひがし茶屋街という日本文化の粋を差し色に締めている。事実と虚構の境は余程知識がないと指摘できないのではないか。第二次世界大戦の戦前戦中戦後と、生命のぎりぎりの状況にあった人達は、情報や人脈、物事を見抜く能力を最大限発揮して生き延びる術を手繰り続けなければ生き抜けなかった。これは彼らへのオマージュだ。しかし、まさかミレディーとはね。2020/07/12

10
インテリジェンスな内容。色々と物知りな内容が出てくるが、物語としてはもうちょっと、、、、かな。2016/03/19

ララ♂

8
読了2024/01/14

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