内容説明
文化勲章を受章し、数々の豊潤な作品を残して逝った作家円地文子。その最期にいたる私的生活の軌跡。恋愛、結婚、交友など。円地文学の内奥を娘の目から綴る。
目次
母の終焉
母の結婚
父との不仲
理想の男性像
一人娘の誕生
七光りと言われた頃
戦時下の暮らし
軽井沢
敗戦直後の軽井沢
軽井沢文士
大病
戦後の軽井沢
異性の好みは母娘同じ
中年のロマンス
気に入った娘婿
谷崎潤一郎さんとの縁
平林たい子さんと真杉静枝さん
有吉佐和子さんの長襦袢
久保田万太郎さんと猫と切りさんしょう
高見順さんとの講演旅行
母の気質
晩年の母
