十字路が見える

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  • サイズ B6判/ページ数 258p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784103562122
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

君は今、どこに立っている?何を見て、何を聞き、どんな酒を飲んでいるんだ――人生の豊穣と黄昏。他の誰にも語れない至極の人生訓。

男の人生は十字路の連続である――感動と爆笑の連打に中毒必至の人生論! とにかく私は書く。君は読んでくれ。つまらなかったら、私のことなど忘れればいい――肺結核を抱えて過ごした学生時代、誰にも読まれない原稿を書き続けた二十代、行き詰まりを感じて新たな可能性に挑んだ三十代。苦しいとき、いつもそばにあった音楽、映画、そして酒……幾度となく十字路を超えてきた著者が、人生の豊穣と黄昏を綴る自伝的エッセイ。

内容説明

肺結核を抱えて過ごした学生時代、没原稿を量産し続けた二十代、行き詰まりを感じて新たな可能性に挑んだ三十代。苦しいとき、いつもそばにあった音楽、映画、そして酒…幾度となく十字路を超えてきた著者が、人生の豊穣と黄昏を綴る自伝的エッセイ。

目次

第1部 人間であるために必要なもの(さあ歩こうか;昔からロックンロールだろう ほか)
第2部 狂うなら、女か車か(季節を独り占めしてやろう;アディオスだけをぶらさげて ほか)
第3部 捨身のぶちかまし、達人の開き直り(パラダイス・アゲイン;耳がどこかに行ってしまった ほか)
第4部 男の人生は十字路の連続である(迷惑メールとの悲しき闘い;十八歳だっていばるなよ ほか)

著者等紹介

北方謙三[キタカタケンゾウ]
1947(昭和22)年、佐賀県生れ。中央大学卒業後、1970年に「明るい街へ」でデビュー。1981年の『弔鐘はるかなり』で脚光を浴び、1983年『眠りなき夜』で日本冒険小説協会大賞、吉川英治文学新人賞受賞。1984年に『檻』で日本冒険小説協会大賞、1985年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。1988年から歴史小説にも挑み、1991(平成3)年『破軍の星』で柴田錬三郎賞受賞。2006年、『水滸伝』全19巻で司馬遼太郎賞を受賞。2007年、『独り群せず』で舟橋聖一文学賞を受賞。2010年、日本ミステリー文学大賞受賞。2011年、『楊令伝』全15巻で毎日出版文化賞を受賞。2013年、紫綬褒章を受章する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

138
北方さんとは同じ年代なので非常に親近感を覚えます。学生時代は結構学生運動にのめりこんでいたように書かれていたのを覚えています。この本はエッセイで週刊誌に連載されたものですが、最近はハードボイルド的な作品を書かれなくなって非常にさみしい限りです。中国の古典の焼き直しをされるよりも昔の作品を再度書いてもらいたい気がしています。このようなエッセイは楽しみですが。2017/04/14

あすなろ

70
男の人生は十字路の連続である。我が青春の師の1人である北方氏は本作でこう述べる。久しぶりに北方節に酔った。僕は今も変わらず北方節に酔う。浪人時代に鮮やかな洗礼を受けて以来。些か冷静さも欠く。やはり以前から何度も読んだが、金魚と共に十字路を回った頃の話は良い。幾つも十字路を越え、スッパリと好きなマセラッティにも乗るのも止めた北方翁⁈に今後も人生を影響されたい。2015/08/04

matfalcon

35
ハードボイルドなら、ハードボイルドの世界に浸っていればいいのに、と思う、オッサンの駄本。2018/04/26

starbro

31
先日読んだ村上龍の「ラストワルツ」はかなり老いを感じさせました。北方謙三は68歳で村上龍よりも年上ですが、若さとエネルギーに溢れています。こうしたところが、超大作の創作を可能としている所なんだと思います。車好きの著者が65歳で車の運転を止めると決意したエピソードはかなり潔いいなぁ!人間は1日起きてから寝るまで、数千から数万の選択をしています。人生における大きな選択が十字路なんでしょうネ!これからも北方謙三を読み続けるという選択を今しました。2015/07/11

Matoka

24
図書館の新着コーナーにあった一冊。何気なく読み始めたらめちゃくちゃ面白かった。君よ、と何度も呼びかけられ距離感がググッと縮まる。65歳にしてなおライブ会場に足を運び、鮪釣りに出かける。灯台守りの1人の生活に憧れるも性欲をどうすべきかと悩む65歳。一人で盛り上がりそんな自分に突っ込みを入れるところも可愛い。読まず嫌いはダメだな、と反省した一冊でした!2015/07/20

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