魚の棲む城

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 492p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103279136
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

江戸時代の悪徳政治家の代表のごとく貶められてきた田沼意次。だがそれは、彼を失脚させた政敵、松平定信が流した根も葉もない噂が原因だった。広く世界へ目を向け、硬直化した幕府財政の建て直しに努め、そしてまた少年時代から育んできた幼なじみの女性との純愛を貫いた意次。その姿を生き生きと描き、二百年ぶりに名誉回復を果たす快作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちゃこ

1
【初出誌 「週刊新潮」2001年1月4・11日号〜12月27日号】 田沼意次を扱った作品。 意次の出世と政治改革、それを支えた幼馴染み・龍介との深い友情と信頼、もう一人の幼馴染み・お北との恋愛の物語。   田沼意次が非常に清廉で才気溢れる美男子で魅力的に描かれています。意次、お北を支える龍介がまた情の深い好人物で魅力的。 が、純愛のように描かれる意次とお北の恋愛には感情移入できず…ダブル不倫な上に…(ネタバレのため省略)…なので。(続→)2013/10/22

夢の中のイーグルチャンス!

0
歴史での田沼意次の印象は良くなかったが、よく伝わらなっかった理由が分かる作品。御三家や御三卿の立場や成り立ち、それに立場上たち向かなくてはならない将軍家と幕臣である田沼意次の清廉さや政治力が描かれており、平穏な徳川時代と思っていた事は実はその時代時代の難しさを認識出来る作品。また、幼馴染との関係を背景に時代を描く視点は良かった。初めての作者で下がとても読みやすくほかの作品にも興味を覚えました。2015/03/22

慧の本箱

0
悪名高い田沼 意次を平岩弓枝は彼の器の大きさと 軸のぶれない志とを持つ人間田沼 意次として描いています 2007/04/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/291700
  • ご注意事項