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松本清張傑作選
松本清張傑作選 憑かれし者ども―桐野夏生オリジナルセレクション

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  • サイズ B6判/ページ数 299p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103204374
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

欲しくて、欲しくて、たまらない残酷。―人はその残酷を欲望する。最強の読み手が独自の視点で選ぶ“マイ・ベスト”。

著者等紹介

桐野夏生[キリノナツオ]
1951(昭和26)年、金沢市生まれ。’93(平成5)年、『顔に降りかかる雨』(江戸川乱歩賞)で本格デビュー。『OUT』(日本推理作家協会賞)、『柔らかな頬』(直木賞)、『グロテスク』(泉鏡花文学賞)、『残虐記』(柴田錬三郎賞)、『魂萌え!』(婦人公論文芸賞)、『東京島』(谷崎潤一郎賞)ほか、社会と人間の深奥を抉る作品で国際的にも注目される

松本清張[マツモトセイチョウ]
1909.12.21‐1992.8.4。福岡県企救郡板櫃村大字篠崎(現・北九州市小倉北区)に生れる。種々の職を経て朝日新聞西部本社に入社。41歳で懸賞小説に応募、入選した『西郷札』が直木賞候補となり、1953(昭和28)年『或る「小倉日記」伝』で芥川賞を受賞。’67年吉川英治文学賞、’70年菊池寛賞、’90(平成2)年朝日賞受賞。作家人生40年間の発表作品は1000篇近い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スノーマン

25
桐野夏生選ということで、どんな話なんやろか〜とワクワク。タイトルにある、憑かれた人たちが出てくる。昭和にはこういう生活もあったのかなぁ。『馬を売る女』が長めで特に読み応えがあった。情報入手方法がやはり昭和的やけど、地味な女性秘書が裏の仕事に精を出して貯金している姿は、桐野さんがおっしゃる通り東電OL事件みたい。人間の心がドロドロしてて面白かった。2014/03/30

ジュール

7
「馬を売る女」、プロットが良く練りこまれている。 「鬼畜」読んでて気分が悪くなる、まさに鬼畜、でも宗吉が己に弱いが故か。「律仙教」神々の乱心の萌芽がここにある。2018/06/29

ophiuchi

6
桐野夏生らしいセレクションで面白かった。「鬼畜」が実話を元にしてるって怖いですね。2011/01/16

hayapa

6
桐野夏生セレクションということで、人の心の恐ろしさに焦点が当たった五編。桐野さんの解説は、欲望のバランスについて。欲望が多すぎても少なすぎても、人生は破滅するとのこと。でも、人の破滅は、物語として読むぶんにはとっても面白い。2010/06/26

Wanibe

4
桐野夏生つながりで、松本清張初読。昭和32-50年に書かれた作品なのに古さがない。展開や構成などが新しく、ちょっとびっくりした。桐野氏の「男の欲望を安易に肯定することによって、男自身をも貶めることに気付かない」といった端切れのよい解説に対して、香山氏の「それはあらずじでしょ?」解説のつまらなさ。なんでこんなへたくそな文章がかけるのか不思議なくらい。ていうか、この人誰?香山氏の解説がなければ完成度の高い本なのに。2011/02/25

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