出版社内容情報
「私小説は書かない」作家の素顔に触れる。ただし、一筋縄ではいきません。
肉親への愛憎、出自に人生を左右される哀しみ、つかみ得ない幸福への憧憬……。「戦う社会派」のイメージに隠れて見落とされがちな、人間・清張の素顔とホンネがどこかに垣間見える作品を収録。限りなく残酷で衝撃的な結末が用意された「月」ほか、私小説的でありながらもあくまで虚構、仕掛けと驚きに満ちた十二篇。
内容説明
世界最大の謎?それは、自分自身。―私小説的でも、どんでん返し!最強の読み手が独自の視点で選ぶ“マイ・ベスト”。
著者等紹介
松本清張[マツモトセイチョウ]
1909.12.21‐1992.8.4。福岡県企救郡板櫃村大字篠崎(現・北九州市小倉北区)に生れる。種々の職を経て朝日新聞西部本社に入社。41歳で懸賞小説に応募、入選した『西郷札』が直木賞候補となり、1953(昭和28)年『或る「小倉日記」伝』で芥川賞を受賞。’67年吉川英治文学賞、’70年菊池寛賞、’90(平成2)年朝日賞受賞。作家人生40年間の発表作品は1000篇近い
宮部みゆき[ミヤベミユキ]
1960(昭和35)年、東京都生まれ。’87年、「我らが隣人の犯罪」(オール讀物推理小説新人賞)でデビュー。以後『魔術はささやく』(日本推理サスペンス大賞)、『龍は眠る』(日本推理作家協会賞)、『火車』(山本周五郎賞)、『理由』(直木賞)、『名もなき毒』(吉川英治文学賞)など数々のベストセラーを生み出している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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キムチ27
Asako Nakamura
Higashiyama Shin
RK59320