海峡の霧

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  • サイズ B6判/ページ数 336p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103142201
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

出会い、交流、記憶。大岡昇平、中村真一郎、吉田健一、埴谷雄高、井上靖…敬愛する作家たちとの交流。創作への原動力となった芸術、音楽、思想との邂逅。幼くして亡くなった兄、小学校、旧制高校時代の鮮烈な記憶。パリ、軽井沢、高輪での日々…辻文学の原風景がここにある。巻末に辻佐保子夫人のエッセイを付す。

目次

1 人物(岡本太郎;スタンダールの糸;甘美な夢を追った反時代人 ほか)
2 芸術 音楽 歴史 思想(実のなかの虚、虚のなかの実;ギリシアの旅のあとで;美は不易か流行か ほか)
3 人生 生活 旅(小石を投げるユゴー;ある青春のオデュッセイア;春にパリで思ったこと ほか)

著者等紹介

辻邦生[ツジクニオ]
1925年(大正14年)9月24日東京生まれ。東京大学仏文科卒業。約三年間のフランス留学から帰国後、短篇小説の試作を経て、63年刊行の『廻廊にて』で近代文学賞を受賞。99年7月29日、滞在中の軽井沢で逝去
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