内容説明
源氏物語・宇治十帖。運命の恋人たち。恋人たちは理想の愛を求めた…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
お涼
17
源氏物語の宇治十帖。いつも薫の世代になると誰が誰だか分からなくなって挫折していたけど、これは読みやすい。真面目な薫とプレイボーイ匂宮の恋愛模様の比較が面白い。八の宮の娘たちの悩みもわからなくもないけど、身寄りが失くなってしまったのだから割りきってお世話になればいいのにと思ってしまった私は現実的すぎるかな。【図書館本】2019/09/10
äï
3
ああもう焦れったいというかやきもきする。好き同士で何をそんなに心配する必要があるのか。薫は生真面目とセコいの絶妙なところを行ったり来たり。大君はただでさえ心細い身の上なのだから、先々のことを憂うよりも目の前の幸せを掴みに行って欲しかった。2024/04/16
さくちゃん
3
上巻では、薫、匂宮、宇治の姉妹の姫君の恋愛関係が中心となって描かれており(もちろん他の姫も出てくるのですが)、それぞれの心情や心境の変化などが深く掘り下げられていて、多くの女性と恋愛をしていた源氏の君時代の物語とは違った面白さでした。引き続き下巻へ。2014/05/11
