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秘事

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  • サイズ B6判/ページ数 267p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103078067
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

楽しみにしていてくれ、僕の臨終の時には素晴らしい言葉を聞かせるから―夫は妻に何を伝えようとしたのだろうか?綜合商社の役員・三村清太郎と妻・麻子はともに昭和11年生まれ。人も羨む仲の二人だったが、その結婚には、ある事故が介在していた…。夫婦という「かくも素晴らしき日々」。21世紀の小説を先駆ける傑作長編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちょろこ

24
哀悼の意を表して…の一冊。最初から最後まで淡々と夫婦の物語、愛がつづられていた。子供たちから見た夫婦愛も良かったなぁ。最後の病床でのセリフ…たまらなかった。こういうことを言われたい、言わせたいためにも…何が何でも主人の方を長生きさせなければ!2015/02/08

たまきら

19
淡々と描かれている夫目線の「愛の詩」なんですが、ううむ、男性が女性の気持ちを汲み取れているのかいないのかよくわからないうちに終わってしまった。2018/06/26

くろすけ

18
しみじみと味わい深い、夫婦の物語。「ほんまに気持ちのええ人やな」結婚して20年30年経っても変わらず清太郎は妻の麻子に目を止めては心でそう呟く。日々その存在に心和ませる。そして麻子にとっての清太郎もまた同様。この夫婦には支配も依存もない。ただ精神の自立した男女がお互いを気に入って大切に尊重し合う、理想的な夫婦関係。お互いの間で、また周囲の人々との会話の中で二人が択ぶ言葉がスマートな思いやりに満ちてさりげなく、私にとってもこの二人は大のお気に入りになった。だって「感じがいいもの。ほんまに気持ちがいいもの」。2015/12/05

morinokazedayori

13
★★★商社勤めの三村は、妻の麻子を伴い世界を転々とする。幸せな夫婦の日常が、穏やかな言葉で淡々と綴られていく。2020/12/14

きさき

12
★★☆☆☆:半分だけ読んだ。恋愛、家族ドラマってところ。2020/03/15

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