人生の踏絵

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人生の踏絵

  • 遠藤 周作【著】
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • 新潮社(2017/01発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 189p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103035237
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

人生にも、さまざまな「踏絵」がある。そんな踏絵を踏んでしまう弱い人間にこそ、神は寄り添ってくれる……。名講演録、初の活字化!もっと、人生を強く抱きしめなさい――。人間の弱さ、悲しさを慰める講演集。人生にも、日常生活にも、どんな時
代にも〈踏絵〉はある。その踏絵を踏んでしまう人間はたくさんいるだろう。けれど、そんな弱い人間にこそ、神は忍び寄り、語りかけてくるのだから――。ハリウッドで映画化された不朽の傑作『沈黙』の創作秘話をはじめ、文学と宗教、人生の救済と奥深さを縦横に語る名講演集、初の活字化!

遠藤 周作[エンドウ シュウサク]

内容説明

『沈黙』の作家による名講演、初の活字化!

目次

人生にも踏絵があるのだから―『沈黙』が出来るまで
文学と宗教の谷間から(交響楽を鳴らしてくれるのが宗教;人が微笑する時;憐憫という業;肉欲という登山口;聖女としてではなく;あの無力な男)
強虫と弱虫が出合うところ―『沈黙』から『侍』へ
本当の「私」を求めて

著者等紹介

遠藤周作[エンドウシュウサク]
1923‐1996。東京生まれ。幼年期を旧満州大連で過ごす。神戸に帰国後、12歳でカトリックの洗礼を受ける。慶応大学仏文科卒。フランス留学を経て’55年「白い人」で芥川賞を受賞。一貫して日本の精神風土とキリスト教の問題を追究する一方、ユーモア作品や歴史小説、戯曲、映画脚本、“狐狸庵もの”と称されるエッセイなど作品世界は多岐にわたる。『海と毒薬』(新潮社文学賞/毎日出版文化賞)『沈黙』(谷崎潤一郎賞)『キリストの誕生』(読売文学賞)『侍』(野間文芸賞)『深い河』(毎日芸術賞)『夫婦の一日』等。’95年には文化勲章を受章した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Gotoran

45
”狐狸庵先生”こと、遠藤周作がキリスト教文学について語った講演を収録した講演集。自身のいくつかの作品や国内外の様々な作品を紹介しながら、文学と宗教、人生の救済と奥深さをユーモアを交えて分かりやすく語られている。紹介されている数々の作品は、どれも紹介の仕方がとても興味深かった。読んでみたいと思わされる作品が多々見つかった。まずは、未読の『ルーアンの丘』、『侍』から読んでゆきたい。2022/04/16

あきむら

14
生前の講演を文章で読んでも、面白そうで聞いてみたくなりました。また遠藤周作を読んでみようかと、「沈黙」を読み始めました。2017/04/01

trazom

10
作家が死んで20年たって、こんな「新刊書」が発行される。新潮社が主催した遠藤先生の講演を集めた本だが、これがなかなか、深くて重い。「外国文学とキリスト教」の講演を読むと、遠藤先生が、小説家として、どれほど深く文学を読み解いておられたのかがわかる。この人は、こんなにいっぱいのことを考えて小説を書いていたのだと、改めて、思い知らされる。2017/04/06

jorge70

8
うん、新しい世界に触れた気がする。「沈黙」をはじめとしたキリスト教思想の濃い小説についての講演会集。唇を噛み、人は皆人生の踏絵を踏んでいる。それに抗うのは立派なことだが、その拘泥により道を踏み外すこともあるだろう。些細なことだが、正月に食べる雑煮へのこだわりはよく聞く。餅は丸、汁は透明、具は鶏とほうれん草。海外に住んでも日本人は染みついた習慣から簡単には抜け出せない。自分にも気づかない自分がいる。小説家は迷いに迷っている人間。迷いがなければ小説を書く必要はない。2017/05/13

Viola

7
遠藤周作の講演集。実際にはないが、テレビなどで話は聴いているので、口調や言い回しが想像できて臨場感のある記録集だ。話がうまい!読みながら笑ってしまう。キリスト教と海外文学、というテーマの講演では著者訳『テレーズ・デスケルゥ』をキリスト教の救いの面から解説。良い行いに対してではなく、悪や弱い面にこそ救いの手は差し伸べられるのだ、という読み方には刺激を受けた。キリスト教の背景がない日本で、描写に聖書を織り込んでも気づかれない、という愚痴はなるほどさもありなん。グレアム・グリーンの作品も読んでみたい。2017/04/16

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