出版社内容情報
「勝つためには忘れる努力が必要です」と、彼は名翻訳者に答えた。
空前絶後の七冠制覇から十三年。史上最強棋士は、激変する現代将棋界の中で、プロも驚く新手を創造しながら、驚異的な勝率を保ってきた。人間の頭脳の可能性はどこまでか? スランプ克服法は? 大勝負を制する秘訣とは何か? 盤上の思考を芸術にまで高めた不世出の天才が、超愛棋家の英文学者に強さの秘密を全て語る。
内容説明
人間の頭脳の可能性はどこまで?スランプ克服法は?大勝負を制する秘訣とは何か?どうやって無限の変化に対応するのか?考えるヒント満載。
目次
第1局 勝つために忘れる(プロ棋士は「天才集団」;羽生善治という存在;だんだん人間が追いつけなくなる ほか)
第2局 将棋の手はマイナスばかり(敗者に逃げ場はない;対局室という特別な空間;OEDを作る情熱と同じ ほか)
第3局 紙一重を見切る方法(柳瀬尚紀とは誰か;ジョイス語と将棋;将棋・人間・人工知能 ほか)
著者等紹介
羽生善治[ハブヨシハル]
1970年9月27日、埼玉県所沢市生まれ。将棋棋士。85年、中3でプロ4段となり、89年、19歳で初のタイトル竜王を獲得。96年、史上初の7冠制覇を達成(名人・竜王・棋聖・王位・王座・棋王・王将)。二上達也九段門下
柳瀬尚紀[ヤナセナオキ]
1943年3月2日、北海道根室市生まれ。早稲田大学文学部卒。英文学者、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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