座談集 文士の好物

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  • サイズ B6判/ページ数 285p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103004196
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

沢木耕太郎と旅を、井上ひさしと志賀直哉を、開高健と食を……最適の相手を得て、対話は味と香りをいや増す。〈話し言葉〉の見本帳。

文豪がうってつけの相手と披露する〈座談〉という藝、〈話し言葉〉の見本帖! 沢木耕太郎と旅を、井上ひさしと小説を、齋藤孝と日本語を、開高健・向田邦子と食を、高松宮妃殿下と宮家の暮らしを――恰好の対話者と、あ・うんの呼吸でとっておきのエピソードを披瀝し合いながら、人生を愉しむための秘鑰に触れて、ゆっくりと芳醇絶佳な時が満ちていく――。一読三嘆、味読三昧、韋編三絶必至の座談集成。

内容説明

旅、鉄道、日本語、食味、海軍、志賀直哉…恰好の相手を得て、会話は闊達自在に展がり、やがて時が豪奢に満ちる。娘・佐和子に語った「擱筆の弁」を附す。文豪が遺した最後の言葉。

目次

贅沢な旅―沢木耕太郎と
鉄道閑話―「日本鉄道旅行地図帳」編集部と
“やさしい”国語教科書が日本語を滅ぼす―齋藤孝と
ああ好食大論争―開高健と
ひじきの二度めし―向田邦子と
『高松宮日記』あの日あの時―高松宮喜久子妃と
志賀直哉―井上ひさし・小森陽一と
擱筆の弁―阿川佐和子と

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ツキノ

11
向田邦子さんとの対談を目当てに読んでみる(向田さんの全集に収録されているものでした)。おもわず引き込まれたのは高松宮妃殿下との対談。加えて娘の佐和子さんとの対談を読んであとは後日読むことにする。2015/12/03

たくのみ

9
8月に亡くなった阿川さんの対談集。ファンタジー小説と名作の間には溝がある。普通の小説を読まない子供たちに苦言を呈する斉藤孝さん。「教養の香りを直接もらう機会をつくる」ために、名作を思いきり流し込む作戦を披露。後半は、井上ひさし・小森陽一と語る、志賀直哉論。「自然主義こそ文学と思い込んでしまった日本人の誤解が、ユーモア小説を低く見てしまった」と語る井上さん。「ものごい凝縮度で書かれていて作文の手本としてはむしろ不向きだった」という小森さん。むむっ。志賀直哉が読みたくなってきた。2015/10/25

すいへい

7
沢木耕太郎のとこだけ抜粋して読んだ2021/11/12

ポン

7
阿川弘之さんの座談集。深夜特急の沢木耕太郎氏と『贅沢な旅』 開高健氏と『ああ 好食大論争』2015/10/31

飼い猫の名はサチコ

3
阿川弘之がマイブームになりつつある。8人との対談·鼎談をまとめたもの。旅、鉄道、国語、食べ物、高松宮日記、志賀直哉等について、豊かな対話が繰り広げられる。特に高松宮日記と志賀直哉の内容は、最早お金を払っても行けないプレミアムな講演会を聞いたくらいの価値を感じた。当分、マイブームが続きそう。2023/10/04

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