新潮文庫
永遠(とわ)に残るは〈下〉―クリフトン年代記〈第7部〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 366p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784102161463
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

ハリーは亡き母が望んでいた小説の執筆に着手する。それは畢生の傑作となるべき作品だった。エマも保守党内閣の中で頭角を現して、更なる要職に任命される。ハリーの出生の秘密が明らかになり、子や孫たちも幸福を掴みかけたとき、クリフトン家を悪夢のような病魔が襲う。悲嘆そして絶望と闘う一家に、やがて信じ難い結末が…稀代の物語作家が満を持して描き上げた衝撃と余韻消え去らぬ終幕。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

162
4年半に渡って、『クリフトン年代記』全7部、14巻、5,000P強、完読しました。コンプリートです!約70年に及ぶ波乱万丈政治経済大河(私)小説、ジェフリー・アーチャーでなければ、書け(か)ない作品です。途中、冗長なところもありましたが、最期は予定調和で終焉し、作家ハリーの作品が永遠に残るということなのでしょうか。まだまだジェフリー・アーチャーの創作意欲は強く、新たな長編が産み出されそうです。2017/12/05

ゆみねこ

85
ハリー・クリフトンとエマ・バリントンの長きに渡る愛の物語が完結。大河小説ではあったが、やはり「ケインとアベル」を超えるものではなかったかな。ダークヒロイン・ヴァージニアのその後を見てみたかった。いつか時間がとれたら最初から一気に読んでみたい作品。2018/01/18

のぶ

73
1920年に始まった大河小説がついに完結した。下巻では1978年から1991年までが描かれているが、途中ベルリンの壁崩壊等大きな事件が起こるが、本書ではさりげなく触れられ、クリフトン、バリントン両家の登場人物の人生に重きが置かれていた。これだけ伝統のある物語を綴れるのは、さすが英国だと思ったし、アーチャーの構成力も大したものだと思った。5年間全7巻に渡って楽しませてくれたことに感謝したい。唯一、昔読んだ「ケインとアベル」程の切れがなかったのはやや残念だった。2018/02/11

Panzer Leader

56
読み応えのあった一大サーガも遂に完結。最後は駆け足気味で若干無理無理終わりにしましたとも思えるが、続編もありえるかもと予想できる余力を残してのラストは作者の余裕も感じられた。ハリーは作者自身が反映されているとの事だけど、ジャイルズにも反映されているのではないかと思えた。これだけの大長編を面白く読ませきる作者の制作意欲はまだまだ衰えが無いようで次作以降も楽しみ。2018/05/17

にいにい

55
終わった~。全7部読了。長かったけど、大満足!下巻は、主要人物たちのラストエピソード。最後のジャイルズのお別れで、物語の概要をおさらい出来たのも良かった。ハリーとエマの関係が最高!ヴァージニアも、かっこよく変心したなぁ~。ちょっと、まとめに走った感は、あるけど、いい最終回な一冊。また、ゆったり第1部から読み返したい作品だったq(^-^q)2017/11/24

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