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新潮文庫
棺桶島 - ルパン傑作集10 (改版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 567p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784102140109
  • NDC分類 953
  • Cコード C0197

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みっぴー

42
ルパンシリーズにしては珍しい、怪奇趣味たっぷりのストーリー。何気にクロサー。生かしも殺しもする『神の石』や、ドルイド教にまつわる薄気味悪い儀式、言い伝え、、、。死んだと思っていた息子が暮らすという、棺桶島へ向かうベロニック。そこで目にしたのは、わが息子が父を殺す姿。しかしそれは、まだ始まりにすぎなかった。。。ルパン、来るの遅いよー((T_T))今回の見所は、なんといっても、訳そのもの。スーパードイツ人とか犬の名前が『万事OK』とか(笑)天才と名高い堀口大學ですが、この訳は万事OKではないかも。2018/10/01

ホームズ

9
久々に再読。ルパンが中々登場しないですが前半の展開が面白いので良かったかな(笑)しかし船に乗せた人びと虐殺したり3人の姉妹を十字架にかけたり結構ホラーのような展開でルパン・シリーズの中でも珍しい感じの作品になっていると思います(笑)2011/08/21

あやり

8
昔アルセーヌルパンシリーズを読みあさっていたので、懐かしくなって再読。私が読んでいたのと訳が違っていたので少し違和感。万事OKって、他の訳だとどう訳されているのかな?2020/08/29

きりぱい

7
怖いっ!何これほんとにルパン!?と、アイルランドの怪奇伝承なんかを思わせる超強烈な前半。美しきベロニックが最愛の息子と父親を失ってから15年、辿りついたサレック島で遭遇する凄惨なサバイバル。母心に胸が詰まり、なかなか来てくれないルパンに焦れる。遅すぎるルパンはノリノリの長講釈を披露してくれたけれど、明かされてみたら何でもないことの顛末と、裁きをつける念入りな読みには感服。ある歴史的発見からわずか14、5年で、これを題材としたルブランもすごい。昨今の話題に置いても何とも・・。「万事OK」がしゃれている。2012/01/20

Tetchy

6
「モーリス・ルブランの手による江戸川乱歩風味」といった趣の物語。しかも、珍しく主役のルパンは何と、物語の3/4を過ぎた辺りから登場という異例の展開。なのに安っぽいんだなぁ、これが…。2009/03/01

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