新潮文庫<br> Yの悲劇 (改版)

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新潮文庫
Yの悲劇 (改版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 463p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784102137024
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

レアル

68
書かれた年代が古いので仕方がないと言えばそれまでだが、どうも障がいや障がい者の概念や扱いが過激を通り越して恐怖めいていて、物語は凄く面白いのにその場面で物語から引き戻されてしまう。。ただそれを除けば事件への着想、そして展開は素晴らしい。昔読んだのに物語の中身をすっかり忘れて一緒に犯人捜し。しかしヨークの探偵小説の部分で犯人を思い出した。次は「Z」!2016/12/20

Tetchy

25
確かに傑作。これはすごい。読み終わった後、鳥肌が立った。これほど明確なまでに探偵の収集した情報を読者の眼前に詳らかにした上で、最後の舞台裏の章で明かされる事件の真相の凄さ。本作で展開されるロジックの畳み掛けはクイーン特有のロジックの美しさというよりも、論理を超えた論理とも云うべき凄味すら感じさせられた。特にこの手の真相はこの作品が起源だったのかと気付かされた。未だに「推理小説で凶器といって何を思い浮かべるか」という質問があったときに、「マンドリン」と答える人が複数いるというのも納得。2010/03/07

山口透析鉄

21
ロンドン日本人学校の図書室で借りて読みましたが、この頃はクラスメイトの悪友がネタバラシをするので、この辺の本、真犯人を知ってから読んだものが少なからずありますね。 レーン四部作だとこれとXは結構スキですが、後半の2作品はちょっと落ちますよね。1982/09/04

ホームズ

17
さすがに名作。事件の展開も解決もいい感じです(笑)しかし、犯人だけが・・・。何回読んでもそこだけが引っかかってしまう。しかし『Xの悲劇』『Yの悲劇』を同年に出版しているってすごいですね~。エネルギーにあふれていた年なんですね~(笑)個人的には『Xの悲劇』のほうが好きなんですけどね(笑)2009/12/25

紫伊

16
題名は知っていたものの、初めて手に取って読みました。事件解決は圧巻で先が気になって仕方がありませんでした。ラストの後味の悪さも含めてこの作品の魅力だなと思いました。2015/12/03

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