出版社内容情報
聖杯伝説の暗号に迫るビブリオミステリー! ヴァチカン聖庁の枢機卿を大叔父にもつ玄須聖人は、ローマ大学留学中。ダビデ像に似た美丈夫のマリク神父と友達になり、オペラ公演に出掛けることに。会場では、奇しくもヴァチカン図書館の蔵書の刻印がある本を拾い、なぜか惨殺死体まで発見してしまう。本の持ち主を突き止め、イギリスの屋敷を訪ねるのだが──聖人とマリクが、暗号化された「聖杯」の秘密を読み解き、真相に迫る!
篠原 美季[シノハラ ミキ]
著・文・その他
内容説明
ヴァチカン聖庁の枢機卿を大叔父にもつ玄須聖人は、ローマ大学留学中。ダビデ像に似た美丈夫のマリク神父と友達になり、オペラ公演に出掛けることに。会場では、奇しくもヴァチカン図書館の蔵書の刻印がある本を拾い、なぜか惨殺死体まで発見してしまう。本の持ち主を突き止め、イギリスの屋敷を訪ねるのだが―聖人とマリクが、暗号化された「聖杯」の秘密を読み解き、真相に迫る!ビブリオミステリー!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
53
聖杯伝説にあまり詳しくないため、新説を読んでいるような楽しさがあった。ただ、事件に関しては、あまりにも被害者が出すぎているように思う。2018/03/01
くんぴー
30
聖杯伝説の暗号に迫る回。友人で神父のマリクとオペラ公園に出掛けた聖人は、偶然ヴァチカン図書館の蔵書の刻印がある、貴重な本を発見する。更には、惨殺死体を発見してしまい事態は急展開。暗号に託された思い、そして何故犯人は奇妙な殺し方をするのか。今回も読み応えがあり、面白かったです。ただ話が難しい…。2021/06/28
ダージリン
28
聖人、マリク、斎木の3人で謎を追って、イタリアからイギリスへ。「欧州妖異譚」っぽかったけど(うれしい 笑)、同じ聖杯伝説でも様々な側面があるんですね。 2018/03/03
らび
22
いろいろ微妙すぎてそして聖杯伝説がとても広く大きな題材なのに結局なんだったの?で終わってしまった。解読までこぎつけたのにあっさりしすぎじゃないかしらね。2018/04/12
チョコ
20
聖杯伝説、そうなんだ!?? きっと作者さんは調べて書かれているのだから、色んな解釈あるのだろうなと思った。この聖人、マリク、斉木さんのトリオ、いい感じ! 聖杯って、インディージョーンズで初めて興味持ったけど、分からないからワクワクする2019/09/24