内容説明
25歳のサラリーマン秋葉誠一。端正なマスクで育ちが良く独身。しかし秋葉自身は平凡な自分にうんざりしていた。そんな秋葉がある晩、新宿で出会った妖しく蠱惑的な女リズ。軟弱な秋葉の中に意外なもう一人の自分が目覚めていった。リズとともに夜の街を泳ぎ廻る秋葉。だが数日後、リズは凄惨な死体となって発見される。秋葉は真相を暴くべく夜の新宿へ乗り出した。文庫書下ろし長編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
半木 糺
1
小学生の時に偶然読んだ小説。二重人格のマザコン男と過保護な母親の織り成す物語。2000/02/14
tegege
0
映画館のベルってのが・・・いつの時代の話だろう。2014/10/08
tori
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栗本さんの作品としては、イマイチ読みづらさを感じた。時代背景になじみがないからか…。過保護で子供に依存してるママの狂気。もう少し丁寧にかいて欲しい。2013/02/27
カンパネルラ
0
話としては2重人格ものってことになるのだろうか?まぁさすが栗本薫だけあって面白く読めるんだけど、内容としてはいまいち感銘を受けるわけではない。一応愛情やら無常感みたいのが、新宿の歌舞伎町を舞台にして醸し出しているようなんだけど、どうもそういう場所に対する思い入れもなくて、共感出来なかったこともある。タイトルもなんか悪い2005/06/05
アイコ
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二重人格。私はどっちの男も嫌いだ。2018/05/02