新潮文庫<br> 科学と抒情

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新潮文庫
科学と抒情

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  • サイズ 文庫判/ページ数 296p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784101427027
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

「空虚に沿って物質は分布する」「エイズ世代のベロドーム」「朝早くウズラが文学散歩をしているという噂の山道」「世界の重みが顔面に作用する」「偶然の海に浮く反偶然の固まり」…etc。世の中の森羅万象を、赤瀬川流にある時は「科学」し、またある時は「抒情」して生み出された、箴言金言、虚言妄言、高見卓見、偏見浅見の数々。現代の鬼才の手による傑作エッセイ&絵日記、全24編。

目次

三原山大噴火の責任
いまは冬
空虚に沿って物質は分布する
財テクという経済の超能力
桜散る
エイズ世代のベロドーム
朝早くウズラが文学散歩をしているという噂の山道
ご褒美の夏
夏のつづき
助走のあとの踏み切り
経済のマニエリスム
上海から半蔵門
地上げ屋は自然の発露
正月の空気を食べる
陰に収められた垂直交道〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ishii.mg

1
原平さん、どれも面白い。目の付け所がシャープだね。というか目をつけているわけではなく、あれこれ漏れ出しているのがすごい。人間は天才を生んで凡才を育てるとか、この人は凡才になり損ねて天才があふれている。2020/07/30

正体不明

0
原爆とベロドームが面白かった。あとお茶と犬。2011/09/06

k-young

0
【図書館】タイトル通りのエッセイ。化学と抒情は反対語ではなく、絵の具の黒と白みたいに少しずつ混ざりあって存在するものだと思う。赤瀬川さんは両方をいい感じのバランスで混ぜた、わたしにとっては心地のいい色合いなところが好きだ。2020/02/12

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