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新潮文庫
老年の品格

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  • サイズ 文庫判/ページ数 273p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101403021
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

妻・曽野綾子、吉行淳之介、遠藤周作ら錚々たる友人たちとの抱腹絶倒のエピソードを織り交ぜながら説く、人生後半を謳歌する秘訣。

気持ちは若い頃のままなのに皺が増え、体力は衰える一方。いつの間にか「老人」に分類されるようになり、社会でも家庭でもイマイチ居心地が良くない……。そんな苦境の打開策は、人間関係における簡単な発想の転換にある! 長年連れ添った妻・曽野綾子、吉行淳之介、遠藤周作ら、友人たちとの抱腹絶倒のエピソードを織り交ぜながら説く、山あり谷ありの長い人生を前向きに楽しむ秘訣。

内容説明

気持ちは若い頃のままなのに皺が増え、体力は衰える一方。いつの間にか「老人」に分類されるようになり、社会でも家庭でもイマイチ居心地が良くない…。そんな苦境の打開策は、人間関係における簡単な発想の転換にある!長年連れ添った妻・曽野綾子や、吉行淳之介、遠藤周作ら友人達との抱腹絶倒のエピソードを織り交ぜながら説く、山あり谷ありの長い人生を前向きに楽しむ秘訣。

目次

はじめに 伝えるべきことをユーモアで包んで(笑わせておいて、おもむろに;その時、現代と好ましい接点を見いだしている)
人生を豊かにするユーモアの力(笑いは幸せな老年夫婦の必需品;老年の実力は微笑とともに;ユーモアは人の心をなだめる妙薬)
人間関係、押し方・引き方の知恵(物事を脇から見るゆとり;笑えば心が開く、人生が拓く;人間のタイプには人好きと物好きがある;人派と物派。その違いに寛大になる)
笑いは知性の産物、生きる才能(人生を成功させる笑いのEQ能力;人生が楽になる笑いの三要素;笑いは高等な精神の産物)
愛のある視点こそ、老年の品格(笑いの視点で世の中を見る習慣;愛のある笑い、毒のある笑い;笑いは感受性豊かな人に宿る)

著者等紹介

三浦朱門[ミウラシュモン]
1926(大正15)年、東京生れ。東京大学文学部言語学科卒業。日本大学藝術学部の教職に就くとともに、作家活動に入る。1985(昭和60)年4月から翌年8月まで、文化庁長官を務める。1999(平成11)年、産経正論大賞を受賞。同年、文化功労者となる。2004年より日本藝術院院長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tadashi Tanohata

20
以前、「日本人の情緒は世界を救う」と教える一冊があり、深く納得したものだが、「実は笑うのが苦手な日本人」とこの一冊は伝えます。表面で笑わないことで内面の情緒が養われたのか、そんな大胆な仮説はまったく私の手に負えませが、「笑いは感受性豊かな人に宿る」は間違いありません。笑いに勝る万能薬は無しと。2016/11/15

rokoroko

2
三浦朱門さんも年取りました・・・・2014/03/07

たかぼう

1
難しい。素直な感想は難しい。頭の出来が違うと死ぬまで見えてる世界が違う。そんな自分でも染み入るところは少しはある。笑いは大事。還暦すぎて意味もなく不機嫌な時が多い。他人との交流が少なくなり、家内以外と会話もなく口が開くこともない。自然とへの字口になる。心の状態と関係なく、これじゃ不機嫌に見えるなぁ?と思う。子供の時見た老人もそうだったんだろう。でも一人で笑ってるとおかしな人となるんやろし。この本のような高度な笑いは生み出せないしあなぁ。笑う時は息を吐く。息を吐いたあと、吸う余裕が心に広がる。これは良い🐭2021/10/21

Ryoko

1
生きていくには「笑い」が必要とのことだが、著者の笑いにのれず。出身大学(東大卒)に自信をお持ちのようで、東大卒じゃない遠藤周作さんが運転免許をなかなか取れなかった時に出身大学がらみでそれを指摘しているのには驚いた(遠藤さんのユーモアセンスの一例として書かれたみたいだが)よくも悪くも昔の人が書いたエッセイだなぁという印象。 2018/03/06

Ryosuke Fujii

1
ユーモアとは人間という意味から出来ていると英語の語源の授業で習った。著書は老年にスポットを当てて書かれているが、ユーモアという点では年齢は関係ない。しかし、老年にはバカな話ができる言葉とそれを逆に聞いて豪快に笑っていれる大きな心が必要だと感じた。大人になっても豪快に笑って、酒が飲みたいと思える一冊。2014/01/15

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