新潮文庫
よろず一夜のミステリー―水の記憶

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  • サイズ 文庫判/ページ数 317p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101386614
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

不思議系サイトの投稿「呪い水」の怪現象は、ついに事件に発展! 個性派ぞろいのチーム「よろいち」が挑む青春ミステリー。

不思議系サイト「よろず一夜のミステリー」の運営会社は、まだ二十代の御曹司社長・万(ゆる)木(ぎ)輝一(てるかず)をはじめ、ライターの万(ま)聖(さと)など、個性派ぞろい。暢気なアルバイト学生の恵(けい)は、ある日、怪しい投稿を渡される──呪い水で、人を殺すことができるらしいよ──。都市伝説のような不穏な噂が日ごとに増え続けるなか、ついに事件が! チーム「よろいち」が謎に挑む、青春【怪】ミステリー開幕。

内容説明

大学生の日比野恵がアルバイトを始めたのは、都市伝説などを扱う不思議系サイト「よろず一夜のミステリー」。ある日、そこに不穏な投稿が寄せられた。「呪い水で、人を殺せるって、知ってる?」―時を同じくして、怪死事件が発生。青年社長の万木輝一やサイエンスライターの蓮城万聖など、個性派ぞろいのチーム「よろいち」が真相究明に挑む、書下ろし青春“怪”ミステリー開幕。

著者等紹介

篠原美季[シノハラミキ]
4月9日生れ。明治学院大学社会学部社会学科卒業。2000(平成12)年『英国妖異譚』で講談社ホワイトハート大賞優秀賞を受賞し、デビュー。寄宿舎を舞台に繰り広げられる、オカルト・ミステリーが人気シリーズとなる。また、香谷美季のペンネームでは、児童書『あやかしの鏡』シリーズがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

扉のこちら側

50
初読。英国もホミコレもだけど、シリーズ一巻にしては印象が薄い感じ。次巻に期待。2012/04/02

nins

43
「よろず一夜のミステリー」シリーズ第1弾。新潮文庫書き下ろしなのは嬉しいところ。全体の印象は「考古探偵一法師全」に近く、事件よりキャラの魅力で押し進んでいく感じ。ミステリーというには軽い。ライト。主人公は大学生の日比野恵。友人に紹介されたアルバイト先は「よろず一夜のミステリー」編集部。都市伝説などの噂を調査。場所は南青山の一角に建つ古びた洋館。周りを固めるメンバーが個性的。主人公が顔だけイケメン風で性格は普通なので尚更。お兄さんの方がインパクトあったり。事件は呪い水での殺人。登場人物達との絡みが面白い。2012/11/12

風里

38
オカルトを科学で解明しようとして失敗したファンタジーの様な。 結局どうなったのかどうしたいのかよくわからないまま終わった。 キャラのせいかもしれないけれど、主人公の口の利き方も微妙。2013/02/01

烟々羅

32
小洒落た題名が、いかにもわたしの好みに適いそうだが、シリーズ序盤で気に入ると続きを待ち遠しくなりすぎると控えていた本。新刊に三話目をみて、ようやっと一巻購入。この巻では発端から偶然が多く偶然で解決とされ、フィクションとしては悪意や毒や超常なりの謎解きってものが不足しているように思える。だが解説の大森望氏が『この巻では未解決の謎も』と言っているのが、ある登場人物の父親の失踪だけでなく、このあり得ないような偶然の連鎖をも謎解くかもしれないということで続編に期待。軽いが、好感の持てる文章で読んで苦にならないしね2013/06/02

ダージリン

29
新シリーズ開幕ということで、どういう話かは大森望さんの解説を読めば一目瞭然だったりしますが(笑)、面白かったです。メインキャラクターが多いけど、それぞれ個性派なので、今後の展開が楽しみです。日比野(似てない)兄弟が好きかも・・・(笑)。3巻まで刊行が決まっていることが嬉しい♪2012/03/29

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