内容説明
政府も国民も自立した国家意識が欠如し、金融、外交等、あらゆる分野で混乱と腐敗が進行する日本。現代日本の迷走の原因は、戦後政治の舵取りにあった。すべての過ちの原点を戦後史のなかに暴き出し、新しい世界の枠組みのなかで日本の未来を展望する。桜井よしこ、魂の直言集。
目次
自立的日本人をつくるために
行革を骨抜きにする官僚たちの反撃
経済至上主義が日本を呪縛する
生き残った系列システムの毒素
憲法改正がいつも挫折する理由
税制が日本人の自立を阻んでいる
平等教育が学校を崩壊させた
国籍と参政権を曖昧にするなかれ
防衛意識が育たないこれだけの理由
国益を見失って久しい外務官僚
バラマキ農政のアリ地獄ふたたび
フリーター200万人の漂流
著者等紹介
桜井よしこ[サクライヨシコ]
ベトナム生れ。ハワイ州立大学歴史学部卒業。「クリスチャン・サイエンス・モニター」紙東京支局員、日本テレビ・ニュースキャスター等を経て、現在フリー・ジャーナリスト。『エイズ犯罪・血友病患者の悲劇』で大宅壮一ノンフィクション賞、『日本の危機』を軸とする言論活動で菊池寛賞を受賞
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