新潮文庫<br> 昭和の文人

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新潮文庫
昭和の文人

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  • サイズ 文庫判/ページ数 339p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101108049
  • NDC分類 910.26

内容説明

実は「昭和の文人」という言葉自体が、限りなく苦いアイロニーなのだ。文をもって立とうとする者から風雅の安閑を奪い去った時代、それが昭和だったのだから…。平野謙の韜晦、中野重治の転向、堀辰雄の変身。昭和の容赦ない苛烈を、彼らは如何に生きて何に慟哭したか?どんな毒を含みながら何を書こうとしたのか?平成の時空間をも冒し続ける昭和の病理をえぐる、警世の文学論。

目次

一身にして二生を経るが如く一人にして両身あるが如し
そういう父の一人
“辛よ、金よ、李よ、…”
“村の家”への裏切り
天皇と“五勺の酒”
『甲乙丙丁』の時空間
時空間の変容と崩壊
『幼年時代』の虚実
無花果の木のある庭
麹町平河町と本所小梅町〔ほか〕