内容説明
超空間―ビッグ・バン以前の宇宙から残された時空間のゆらぎ。その中を漂う巨大な人工構造物カクテル・グラスとは。多国籍コングロマリットKAWADAはその謎を解明すべくドライ・マティニ・プロジェクトをスタートさせる。親を持たない塔養槽チャイルドの“ぼく”は、銀河最高のキャンペーン・ガールにして冒険家の香青玉とともに、超空間に突入した。新感覚の本格長編SF。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けいちゃっぷ
5
この思い、熱いじゃねーか。2005/07/09
y0my
3
面白い本だった。たぶん。水樹奈々さんの物販に6時間並びながら、寒さに震えながら読んだから、あまり内容が頭に入らなかったw2011/12/03
goldius
3
一人称だが、主人公の「ぼく」が、どこで、誰に語っていた物語なのかが明らかになるラストが意外!2007/04/21
ふじい
2
想像できないものを想像するまさしく山田正紀節少し変なスペオペと思って読むのがよろしいかと蝶たちの時間、また読みたい2014/08/10
狂人29号
2
著者特有の、不安定な語り口の妙で滑り出し、幻想風味の効いた、ハードなSFへと呑み込まれる。短いながら、濃密。2014/06/10