出版社内容情報
喪黒福造の名場面・名セリフを日めくりで!
「ドーン!」のかけ声と指差しアクションと共に、欲におぼれたり調子に乗りすぎたりした人物にお仕置きを与える喪黒福造。
ダメ人間を突き放す痛快さが、この作品の面白さですが、喪黒福造はお仕置きを与える前に必ずその人物に忠告と警告をします。
短いながらも人生訓たり得る、深い意味を持つ喪黒福造のセリフ。
『笑ゥせぇるすまん』の真の面白さはここにあります。
そのセリフ中から「励まし」、「諫め」、「忠告」など、読む人が元気になる31の言葉をセレクト。
「あなたは、お芝居なら最後の花道というべき年になっているのですよ!」
「その人生の花道をオドオドと気を使いながら、生きていたいんですか!」
弱気になったあなたには、応援を!
「その決断に深く悩んでもあまり意味がないのです」
「なぜならば、どっちを選ぼうがその結果のよしあしは…人生をやりなおさないかぎり一生わからないからです」
悩めるあなたには、人生の真理を!
日々、ココロの疲れを感じている人、なにか変わるためのきっかけを求めている人の活力となる日めくりです。
「藤子不二雄(A)先生の座右の銘」もあり、ファン必携です。
【編集担当からのおすすめ情報】
2018年は喪黒福造誕生50周年です。
10月19日より六本木ヒルズの東京シティビューにて、喪黒福造をメインキャラクターとして「藤子不二雄(A)展-(A)の変コレクションー」が1月6日まで開催され、喪黒福造のキャラクターが大変注目されることが予想されます。
この日めくりは、その50周年記念のひとつとして刊行します。
喪黒福造は、作品のなかで、道から外れそうになっている登場人物たちを諭したり、アドバイスしたりして、お仕置きを受けない方向でとどまるように説得します。
その「ありがたい」言葉を無視してまでも欲望に走ってしまうところに人間の本性や愚かさが出て、面白い作品に仕上がっているのですが、よく読むと、喪黒福造の含蓄のある言葉はじわりとココロに響きます。
そもそも藤子不二雄(A)先生のご実家は、富山の名刹。
生まれながらに、名言、格言、人生訓など、ココロにしみる言葉にたくさん触れて育っています。
ことわざに関する本も出したことも有り、言葉に関する感性はとても鋭い方です。
藤子不二雄(A)先生が、喪黒福造を通して語ったありがたい言葉にぜひ触れてみてください。
藤子 不二雄A[フジコ フジオエー]
著・文・その他