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出版社内容情報
チェロだけが、僕たちをつなぎ止めている
イタリア留学から帰国した鉄雄が出場を決めた小さなコンクールに、今や天才チェリストとして名を馳せる郁未の姿が--。
挑発的な郁未の態度、そして圧倒的な演奏--。郁未の演奏に呑まれた他の出場者が軒並み崩れていく中、鉄雄の演奏が始まろうとしていたーー!!
穂積[ホヅミ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
れみ
91
コンクール会場で再会した鉄雄と郁未。前の巻では、イタリアに渡った鉄雄が5年後に帰国するところにポンと時間が飛んでたから分からなかった部分が描かれてた。哲郎じゃないけど、百合子と鉄雄はイタリアでちゃんと師弟だったんだなってしみじみ思ってしまった。クセのある演奏について行けて音楽の趣味も合う縁は、今後の鉄雄に大きな影響を与えそうな展開になってきた。鉄雄の進みたい道が見えてきて、タイトルの「僕のジョバンニ」ってこういう意味かも…という自分なりの予想がついたかも。2018/08/13
ムーミン2号
31
ニャンも久し振りで、今までのストーリーを忘れてしまいそうなインタバルだったが、読んでいく内に思い出す。イタリアに行った鉄雄、彼を弟子にとった百合子、一人チェロの道を追い求める郁未。それぞれの思惑が飛び交うような第3巻だが、特にイタリアに行った鉄雄と師匠としての百合子の遣り取りが面白い。鉄雄はこれからどうしていくのだろうか? 作曲家として才能を発揮していくのだろうか? 上を目指す郁未とのチェロ対決は最早有り得ないようにも思うが…。それぞれが、個性を打ち出すのは本当に難しい。しかし、そこにこそ才能が存在する。2018/05/12
コットン
26
感想は5で2023/06/22
青龍
23
Kindleにて。展開が読めない!この年になって、「早く続きが読みたい」と思う漫画は、そう多くない。リリィさん、格好いいな。2018/05/25
ぐうぐう
20
「今の僕達の間にチェロ以外に何がある 何があるんだ 鉄雄」「………………ないな」二人は二人の間にチェロ以外、何もないことで納得する。その納得が、この時点での二人の関係性の限界を象徴している。それは、二人の音楽の限界でもある。二人の間に、チェロ以外の何かが見つかるとき、二人の音楽は大いに飛躍するはずだ。なぜなら、それこそが音楽を生む魂に他ならないから。2018/05/11