出版社内容情報
全人類必読の最強伝説、ここに堂々完結! 「決闘」大詰め、サドンデス勝負がとうとう決する--まさにその瞬間。突然の鉄砲水に呑まれ、黒沢が姿を消してから丸4日が経過した。警察が消防が、チーム黒沢の面々が、そして恋之助が八方手を尽くして捜しても、その消息はつかめない……。黒沢! 黒沢! 黒沢ああああああ……!!皆の呼ぶ声は誰に届くか。誰にも届きはしないのか。そして物語は、読む者全ての心を激しく揺り動かす最強のクライマックスへと突入する…!!! 【編集担当からのおすすめ情報】 稀代の天才・福本伸行が、いまだ生死不明の黒沢を通して見据え続けた「本当の強さ」とは? 「最強」とは?全ての答えはここにある…!!!業感、哀感、万感胸に迫る最終巻…!!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雲をみるひと
17
新黒沢の完結編。前編にあたる黒沢の途中から当初とは少し違う方向に行っていた気がするが、続編にあたる新黒沢ではその方向性は修正されるどころかより当初の設定とは違う方向性に行ったような… なかなかこの場面設定や主人公のキャラでは作者の書きたいことと読者の読みたいこととのギャップが埋まらないのかもしれない。2024/03/14
笠
2
3.5 新刊読了、完結。終わってみれば、全21巻のうちの12冊が愛気流編で、長く感じたのも当然だよな。ギャグメインの導入から始まり、終盤にかけて「生き様」を見せる観念的な語り口に変わり、タイトルの「最強伝説」たる所以を回収するという構造自体は前作と同じ流れで、それ自体は良かったと思う。しかし、途中の明らかな引き伸ばしはどう考えても作品の質を薄め、貶めるものだったとしか言いようがないと思う。もちろんそれを差し引いても、本作には心に残るセリフや愛すべきキャラクターがあることは間違いない。2021/04/21
Mr.deep
2
キレイな終わり方と言えばそうなんでしょうが、途中のグデグデ考えるとなあ2020/11/30
池野恋太郎
1
最終巻。記入漏れ。引き延ばしがなければ10巻で終わる内容。半分以上が恋之助の話でしかも中身空っぽというのはさすがに酷い。ラストは良かったけど完全に駄作でした。前作が良かっただけに残念です。福本さんはもう完全に枯れてるので早く引退した方がいいと思います。黒沢を自分に重ねてると前作で言ってたけど本人のやってる事と黒沢のメッセージが真逆すぎる。何のために描いてるのか。2022/09/04
koishikawa85
1
これが2回目の読了。改めて全巻読み直したが、8巻の途中から始まる恋之助の話がいくらなんでも長すぎた。それまでのホームレス生活の話はどれも面白くテンポもいいのに。僧侶の生埋めの行の話とか、カブトムシ売る話とか、女の子とプール行く話とか。2021/02/08