出版社内容情報
天使をやめたいかわいい天使の女の子のお話
「天使の羽、いらない?」天使の家から家出した「てんしちゃん」は羽をだれかにあげて、天使をやめようと思います。ネコさん、おばあさん、球根さんなどつぎつぎに声をかけますが、だれも羽には興味がありません。
内容説明
「はね、いらない?」てんしちゃんはてんしのはねをだれかにあげることにしました。さて、はねをもらったのはだれでしょう。かわいいてんしのおんなのこのおはなしです。
著者等紹介
石井睦美[イシイムツミ]
神奈川県生まれ。フェリス女学院大学卒業。毎日新聞小さな童話大賞を受賞し、子どもの本を書き始める。「五月のはじめ、日曜日の朝」(岩崎書店)で新美南吉児童文学賞を受賞。駒井れんの筆名で著した「パスカルの恋」で2003年度の朝日新人文学賞を受賞
南塚直子[ミナミズカナオコ]
和歌山県生まれ。津田塾大学卒業後、ハンガリーで油絵と銅版画を学ぶ。「うさぎ屋のひみつ」で赤い鳥さしえ賞、「キリンさん」で日本絵本賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゆう
9
りっぱなてんしにはなれそうにないわ、と思っているてんしちゃん。いえでをして、てんしをやめることにします。てんしのはねをだれかにあげたいのだけれど…。ストーリーもですが、南塚直子さんの絵も、キュートで、たのしい。ほんわかあたたかくなります。2012/11/29
志織
8
ちょっと立ち読みするつもりが、絵がすごく綺麗で引き込まれました。天使になることをやめたい、てんしちゃん。本当に必要としている人に自分の天使の羽をあげようと思い、旅に出ます。しかし、旅の途中で出会う人(?)達が欲しがるのは、別の物ばかり。やっぱり、天使の物なんかみんないらないのかな、と落ち込んでいると、大きなもみの木に出会って・・・。 絵本らしいほんわかした内容で、心が温まります。目をキラキラさせていた子供に戻ったみたい。たまには絵本も良いですね。2014/02/01
ととろ
6
絵の雰囲気が好き。天使をやめたいてんしちゃんでしたが、だれも天使の羽をもらってくれず・・・。やさしいてんしちゃんは、やっぱり天使のままでいいんじゃないかしら。2013/02/25