出版社内容情報
春風わたり新緑かおる、日本の原風景絵本
かたかた とんとんとん。
だれも住んでいない空き家の屋根裏で、そんな音が聞こえたら、それはざしきわらしの仕業かもしれません。
里山の一軒家にすみつくのは、ざしきわらしのおとちゃん。今はだれも住んでいない空き家だけれど、新しい家族が引っ越してくることになり、ちょっとそわそわ。新緑の緑が織りなす美しい春の里山での、ちょっと不思議な出来事を描いた妖怪絵本です。
【編集担当からのおすすめ情報】
春の音や香りがいっぱいつまった気持ちのいい作品。思わず深呼吸したくなる心地のいい絵本です。ひなたぼっこしながら読みたいです。
内容説明
さとやまのいっけんやにすみつくざしきわらしのおとちゃん。いまはだあれもすんでいないあきやだけれど、あたらしいかぞくがひっこしてくることになって…きもちのいいはるのくうきがたっぷりつまったふしぎでおかしいようかいえほん。
著者等紹介
飯野和好[イイノカズヨシ]
1947年埼玉県秩父生まれ。長沢セツモード・セミナーでイラストレーションを学ぶ。第11回赤い鳥さし絵賞、『ねぎぼうずのあさたろう その1』(福音館書店1999)で第49回小学館児童出版文化賞、「みずくみに」(小峰書店)で第20回日本絵本賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yomineko@猫毛まみれ
50
読み友様からのご紹介本です📚豪快な絵が素敵✨✨✨おとちゃんは座敷童。今は誰も住んでいない家にいるが、もうすぐ新しい家族がやって来るので、心待ちにしているのだ!守り神になる!張り切るおとちゃん、早速少年を守って初仕事。内緒だよって言ったのに、少年がお父さんに秘密をバラしたので、翌朝結構ひどいいたずらで仕返ししたおとちゃん(笑)2024/05/08
たーちゃん
28
新しい家族がきて座敷わらしのおとちゃんも嬉しそう。いたずらするのも可愛く思えました。2021/10/04
どあら
23
図書館で借りて読了。座敷わらしのおとちゃん、我が家にも居ないかな~(^^)2016/07/23
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
21
いたずらもするけれど、助けてくれたり、こんな可愛い座敷童ならうちに来てくれたら嬉しいな。2016/08/13
遠い日
21
座敷童はちゃんと家に住む人のことを見守っていてくれる不思議な存在。いたずらも仕事のうちとは、なんとものんびりしたもの。おとちゃんの友だちの、妖怪(?)の草束と土ぐりもいい感じ。山奥の家に越して来たこの一家の暮らしを覗いてみたいな。2016/04/07