宮沢賢治

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宮沢賢治

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  • サイズ B6判/ページ数 125p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784096772164
  • NDC分類 911.56
  • Cコード C0392

出版社内容情報

岩手の生んだ偉大な詩人にして童話作家の宮沢賢治は、人間の魂の真実の深み、自然の巧まざる真実の美を、鮮烈で絢爛たる言葉の魔術を駆使して詩に描いた。その言葉の数々は、宇宙に煌めく星のように、私たちのこころを射ぬく。すべての詩に、背景や言葉の意味がよくわかる鑑賞解説付き。
巻末エッセイは椎名誠の書き下ろし。

宮沢 賢治[ミヤザワ ケンジ]
著・文・その他

高橋 順子[タカハシ ジュンコ]
著・文・その他

内容説明

生きとし生けるものすべてを慈しみ、人の魂の深みを詩に描いた宮沢賢治。まるで魔術のごとく煌めくことばは鮮烈にして絢爛。天空に輝く詩篇の星々を、現代仮名遣い、鑑賞解説付きで収録。

目次

星めぐりの歌
屈折率
くらかけの雪
春と修羅
蠕虫 舞手
小岩井農場(抄)
林と思想
報告
高原
印象〔ほか〕

著者等紹介

宮沢賢治[ミヤザワケンジ]
1896年(明治29)~1933年(昭和8)。岩手県花巻市に生まれ、幼時から自然や動植物を愛した。中学時代から短歌を手がけ、のち農学校教諭として働きながら、膨大な数の童話や詩を創作した。生あるものすべてを慈しみ、絢爛たる言葉の魔術を駆使して表現するその詩は、多くの読者に愛されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おいしゃん

36
「銀河鉄道の父」で、宮沢賢治の生き様に興味を持って。背景を知って理解もやや進んだものの、やはり難解なものも。2018/08/15

あきあかね

32
 「海だべがど、おら、おもたれば やっぱり光る山だたじゃい ホウ 髪毛 風吹けば 鹿(しし)踊りだじゃい」(『高原』)  草の海原を吹き抜ける風が感じられ、自然と交歓する喜びが伝わってくる、伸びやかな詩。宮沢賢治の詩は花巻の方言を織り込んだかと思えば、銀河や鉱石など科学の言葉も散りばめられ、唯一無二の世界観を築いている。中でも、相手のことを真摯に想い、真情を吐露した詩が胸を打つ。 『告別』では、花巻農学校を去るに当たり、賢治が教え子に率直に語りかける言葉が詩になっている。当時の厳しい東北の農村では⇒2020/07/05

kanata

21
「永訣の朝」「無声慟哭」「青森挽歌」は、妹への想いが深い。「青森挽歌」の【あいつだけがいいとこに行けばいいと/そういのりはしなかったとおもいます】が切ない。妹が大事だけど、自分の理想は世界ぜんたいのしあわせにあるのだと自戒する姿にヒリヒリ。農業に音楽に修羅をあるく賢治はなんでも真剣だから感銘を受ける。あとがきで椎名誠氏は誠実にも「僕はきちんと賢治を読んでこなかったし、理解もできてなかった」と告白するが、そんなのわたしもだ。むつかしいものが多いなか〈雨ニモ負ケズ〉はわかりやすいから広まったんだろうな。2018/02/08

ひろ20

20
読友さんの感想を読んだら、すぐに春と修羅を読みたくなって、図書館に直行。地域の図書館ですが、親切な司書さんが私と一緒になって、宮沢賢治さんの春と修羅が書かれている本を探してくれました。実際手にとって読んでみると、理解するには難しかった。2冊借りた本の解説を何回も読みました。(理解できたとは言えない)でも、「永訣の朝」「松の針」「無声慟哭」の3編は、言葉が難しくても、賢治が妹トシに対する思いが私に深く深く伝わってきて、涙なしでは読めませんでした。蜜蜂と遠雷の続きに戻ります。2017/01/15

りつか

4
宮沢賢治の文章は、銀河鉄道の夜とか、おおまかな筋書きはわかるんだけど、よくわからないなぁ、と思うことばかりで、これもやっぱり読んでみたらよくわからなくて、よくわからないなりに、それでも好きだな、と思える詩はあったけど、難しいなぁ、と思った。椎名誠が寄せてるエッセイで、分析的な読み方と感覚的な読み方がある、って書いていたけど、感覚的な読み方にすらたどりついてないかもなー、と思った。数年後に読んだら、少しはわかるようになるだろうか。【tkb】2011/01/29

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