銀河の道 虹の架け橋

銀河の道 虹の架け橋

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  • サイズ A5判/ページ数 813p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784096261996
  • NDC分類 389
  • Cコード C0022

出版社内容情報

霊魂の道、虹蛇など、「銀河」と「虹」の神話・伝承・信仰を全世界的視野から集大成。銀河や虹の観念や表象が、文化人類史上どう位置づけられるか、民族移動や交流と結びつくものはないかなどの視点から捉える、大林民族学の代表作、書き下ろしでついに誕生。

人類は、地上に出現したその昔から、銀河を仰ぎ見、虹を目にしてきたに違いない。銀河や虹についての観念は民族によってさまざまである。私たち日本人は、銀河を「天の川」と呼び、河川だと見るのが極めて自然であると思っている。しかし、英語ではmilky way、つまり「乳の道」である。フランス語、ドイツ語も同じく「乳の道」であり、川ではない。虹についても、英語ではrainbow、つまり「雨の弓」であり、ドイツ語でも同じである。フランス語のarc-en-cielにしても「天の弓」であり、弓である。ところが日本では月については弓のイメージがあるものの、虹については弓のイメージはほとんど存在していない。 しかし、これらの表象も、けっして世界で支配的なものではない。それについては実にさまざまな表象があり、観念があり、それぞれ限られた分布をもっている。 本書は、銀河と虹についての神話・伝説・信仰に関して、全世界から集成し、さまざまな形式の分布を明らかにし、それに基づいてそれらがもつ表象や観念の人類文化史上の位置づけを行うと同時に、民族移動のような大きな住民の移動や交流なども考えていく。 大林民族学の最高作が誕生した。

内容説明

人びとは天空になにを見てきたのか…。霊魂の道、虹蛇など、「銀河」と「虹」の神話・伝承・信仰を全世界的視野から集大成。大林民族学の代表作、書き下ろしで堂々完成。