出版社内容情報
土門拳が心血を注いだ最高傑作、室生寺山あいに静かに息づく室生の里、弘仁期を代表する建築と仏像群。昭和14年暮れ、はじめての室生寺との出会いが、土門拳のいつ果てるともない「古寺巡礼」の長い旅路の原点だった。土門拳の室生寺への撮影行脚は数えきれない程続き、昭和53年ついに念願の雪の室生寺を車椅子に乗って撮影。土門拳が心血を注いだ最高傑作「室生寺」が、ハンディサイズで登場。
山あいに静かに息づく室生の里、弘仁期を代表する建築と仏像群。昭和14年暮れ、はじめての室生寺との出会いが、土門拳のいつ果てるともない「古寺巡礼」の長い旅路の原点だった。土門拳の室生寺への撮影行脚は数えきれない程続き、昭和53年ついに念願の雪の室生寺を車椅子に乗って撮影。土門拳が心血を注いだ最高傑作「室生寺」が、ハンディサイズで登場。
内容説明
室生寺はいつ行ってもいい。杉のそびえている様子は前と変わらずにそびえている。お堂も同じようにそびえている。変わらない様子がいいのかも知れない。前に撮っていようと、どんなにいい写真が撮れていようと、ぼくはただ室生寺のあれこれを、また撮らずにはいられない。
目次
室生の里
室生寺雪景色
室生寺
奥の院と龍穴神社
ぼくの古寺巡礼(土門拳)
評伝・土門拳〈5〉『古寺巡礼』に向けて(重森弘淹)
古寺巡礼ガイド―室生寺
室生寺関連地図
土門拳年譜