出版社内容情報
(小島憲之・木下正俊・佐竹昭広)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そーだ
2
小島憲之、木下正俊、佐竹昭広校注・訳。底本は西本願寺本。「完訳日本の古典」シリーズは、(旧)「日本古典文学全集」に次ぐ全集として企画された。「学問的水準を高く維持しながら、しかも“親しめる古典”」を目指したとのことだが、現在の文学研究で参照されるのは岩波の新旧大系、新潮の集成、そして小学館の新旧全集であり、本シリーズが参照されることはあまりない(論文で引用されているのはたまに見かける)。また、構成が右頁に現代語訳、左頁に本文、下段に注となっていて、本文と訳がぶつ切りになっていることが多く、正直読みにくい。2014/05/23