出版社内容情報
外れ続きの占星が偽りの貴公子を助ける!?
聖地シュハイルの占星女は聖星石を持ち、その神秘の力を使って未来を見、人々に告げる。
しかしシェラナが占う結果はどれも不吉な出来事ばかりで、しかも当事者にそれを告げてもことごとくはずれる。けれども、自分の占いがあるからこそ、無意識のうちに不吉な出来事につながりそうなことが避けられて結果的に被害を免れられるのだろうと信じ、シェラナはへこたれない。
ある日の占いで、暗愚な暴君と悪名高いハイダル侯カイスの大病を見たシェラナは、占い結果をハイダル侯におそるおそる報せる。するとカイスはシェラナにハイダル侯国に来るよう言う。
ハイダル侯国の国政を預かる宰相ザフィルは、世間には忠臣の顔を取りつつ、実は自分がハイダル侯になろうとしていた。カイスは彼を油断させるために暗君を装っていたのだ。シェラナが未来の大病もといザフィルによる毒殺を予知したと考えたカイスは、シェラナを自分付きの占星女とする。
実は凛々しく志の高いカイスの真実の姿に感動し、また初めて自分の占いを認められたシェラナははりきるが、占いは相変わらず当たらず…!?
王城に恋と陰謀と冒険が渦巻く、エキゾチカ・ロマンス!!
内容説明
シュハイルの谷で聖星石を手にした娘は、星を占い未来を予知する「聖占女」となる。だがシェラナの占いはいつも外れてばかり。ある日の占いで、暗愚な暴君として悪名高いハイダル侯カイスの大病を見てしまったシェラナは、占い結果をおそるおそるカイスに伝えるが、意外やカイスはシェラナを信じてくれる。彼は忠臣を装い王位を狙う宰相を欺くため、暗君のふりをしていたのだ。彼とともに王城に向かったシェラナは…!?
著者等紹介
平川深空[ヒラカワミソラ]
第6回ライトノベル大賞ルルル賞&読者賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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