小学館ルルル文庫<br> 侯王の聖占女(アルナイーラ)

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小学館ルルル文庫
侯王の聖占女(アルナイーラ)

  • 平川 深空【著】
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  • 小学館(2013/12発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 251p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094522723
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

外れ続きの占星が偽りの貴公子を助ける!?

聖地シュハイルの占星女は聖星石を持ち、その神秘の力を使って未来を見、人々に告げる。
しかしシェラナが占う結果はどれも不吉な出来事ばかりで、しかも当事者にそれを告げてもことごとくはずれる。けれども、自分の占いがあるからこそ、無意識のうちに不吉な出来事につながりそうなことが避けられて結果的に被害を免れられるのだろうと信じ、シェラナはへこたれない。
ある日の占いで、暗愚な暴君と悪名高いハイダル侯カイスの大病を見たシェラナは、占い結果をハイダル侯におそるおそる報せる。するとカイスはシェラナにハイダル侯国に来るよう言う。
ハイダル侯国の国政を預かる宰相ザフィルは、世間には忠臣の顔を取りつつ、実は自分がハイダル侯になろうとしていた。カイスは彼を油断させるために暗君を装っていたのだ。シェラナが未来の大病もといザフィルによる毒殺を予知したと考えたカイスは、シェラナを自分付きの占星女とする。
実は凛々しく志の高いカイスの真実の姿に感動し、また初めて自分の占いを認められたシェラナははりきるが、占いは相変わらず当たらず…!?
王城に恋と陰謀と冒険が渦巻く、エキゾチカ・ロマンス!!

内容説明

シュハイルの谷で聖星石を手にした娘は、星を占い未来を予知する「聖占女」となる。だがシェラナの占いはいつも外れてばかり。ある日の占いで、暗愚な暴君として悪名高いハイダル侯カイスの大病を見てしまったシェラナは、占い結果をおそるおそるカイスに伝えるが、意外やカイスはシェラナを信じてくれる。彼は忠臣を装い王位を狙う宰相を欺くため、暗君のふりをしていたのだ。彼とともに王城に向かったシェラナは…!?

著者等紹介

平川深空[ヒラカワミソラ]
第6回ライトノベル大賞ルルル賞&読者賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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waqwaq

14
今のところ作家買いしているラノベ作家さんの新作。あらすじに「王城に恋と陰謀と冒険が渦巻くエキゾチカロマンス」とありましたが、私が読んだ印象だと王宮内での陰謀に関する事が一番印象強く感じました。主人公の内面を掘り下げて書いているなとも感じました。私的に恋愛は少し控え目だったかな。平川さんは作品毎に様々な世界観を描いているという印象で、今回も好きです。内容としては、正直予想がついてしまう所もありますが真実が明らかになっていくほど物語の躍動感が増していくように感じました。2014/01/07

凍矢

7
結構、すっきりと終わりましたが。どこか、理想的でした。読むのに、支障もなく、普通という感想です。王子が暗君を演じていた時と、明君だったことを隠しているのが、上手い表現でした。主人公が自分の気持ちに気づいたシーンが良いですね。2014/03/16

ゆん

5
そうとは知らずに過去を見ていた聖占女のヒロイン。誰か気付かなかったのかな?侯王との出会いはなかなか良かったけど…彼女の過去とか政変とか色々絡んでの進行。ラブ控えめかなぁ(笑)まぁ、政敵を敢えて味方に付けるとか、結構良い感じに落ち着いたかな。2014/02/07

灯花

4
★★★★☆2014/01/31

こばこ

4
時間をおきながら読了。この人の著書は良くも悪くもロマンチック。ご都合主義的な、運命とも呼べそうな展開から来るのかもしれない。同時にその雰囲気が好ましい点でもあります。全てはハッピーエンドで終わったはずなのに、心に溜まるモヤモヤはなんなんでしょう?主人公が暴走ぎみだからかな。ヒーローことを考えているのはわかるのに、ことごとく的外れな方向にハンドルを切ってくれます。そうしなくてはいけないと思えませんでした。設定の縛りが弱いのか、心情に共感できないのか。面白かった分、モヤモヤが気になる作品だというのが感想です。2014/01/29

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