ガガガ文庫<br> ケモノガリ〈8〉

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ガガガ文庫
ケモノガリ〈8〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 303p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094514926
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

それでは、旅の終焉を始めよう。

才能は必ずしも発揮しなければいけないわけではない。

爆弾を作る天賦の才があったとしても。爆弾を作れば誰かが傷つくだろう。
人を殺す才能があったとしても。人を殺していいわけでもないはずだ。
なのに、僕は人殺しを選んだ。その時点で、誰が何と言おうと許されない。
罪は背負うと決めていた。その先に何が待っているかも理解していた。
それでも。ケモノを狩るためにケモノガリと成り果てた。
悪を狩るために、悪を許容することを選んだのだ。
正義ではない。正義を掲げるほどに、己の手が綺麗なはずはない。
だが全くもって躊躇いはない。あるのは幾許かの恐怖と高揚感。
様々な苦難を乗り越え、結末が、やっと見えてきた。
決着をつけよう、同じ才を持ちながら異なる道を選んだ者よ。
赤神楼樹は、最後の戦いに挑む。

アスライアとの最終決戦を控えた楼樹は家族の記憶を、友人の記憶を忘れ、人間らしさを捨てていく。そうやって殺すことだけに特化した存在になりながら、楼樹は決死の戦いへと歩を進める――。

殺人の才能をもつ少年の物語、ここに終幕! 興奮必死の終焉を見よ!!


東出 祐一郎[ヒガシデ ユウイチロウ]
著・文・その他

品川 宏樹(GAINAX)[シナガワ ヒロキ(ガイナックス)]
イラスト

内容説明

クラブ本拠地で繰り広げられる激戦につぐ激戦。仲間たちは孤軍奮闘を余儀なくされていた。そこへ義勇軍が増援に現れ、あやなたちが戦地に降り立つのだった。一方、赤神楼樹はアストライアとの最期の戦いへ歩を進める。家族や友人の記憶を捨て、殺すことだけに特化した存在になっていた。同じ才を持ちながら異なる道を選択した存在を狩るため、洗練し尽くすため、“ケモノガリ”として大切な人を守り切るために、戦いの果てを目指すのだった―。殺人の才能をもつ少年の物語、ここに終幕!興奮必死の結末を見よ!!

著者等紹介

東出祐一郎[ヒガシデユウイチロウ]
小説家/脚本家。自作ゲームのノベライズ作品『Bullet Butlers~虎は弾丸のごとく疾駆する~1』(小社刊)で小説家デビュー。『ケモノガリ』シリーズがオリジナル小説第一作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しぇん

18
再読。一年を超えるケモノガリの旅も終わり。最後のイベントバトルは何か寄生獣を思い出しました。B級ホラー映画のような始まり方だったのに綺麗に物語まとめたなーと2023/04/09

水無月冬弥

10
東出祐一郎先生(@Higashide_Yu)の #ラノベ。 ついに完結! 楼樹とアストラルの闘いも見ごたえあったけど、あやなが凄かった。さすがアストラルさえ恐いと思う恋する少女。ただのヒロインじゃなかったよ! 2014/06/23

T.Y.

9
楼樹とアストライア、同様の才能を持った二人の最後の決戦、お互い勝利のために全てを捨てて挑む。戦いを終えたところで、楼樹は人間として戻ってくることができるのか…。同時に明かされる「虚無」の正体と、クラブ創設の真相。あやなの揺るがぬ想い。自力で記憶を捨て去るとか、人間離れしか存在へと走り続けた楼樹だが、彼を繋ぎとめるものは一つ。他愛もないくらいにシンプルだからこそ、いかなる壮大な存在にも呑まれぬ想いがある。2014/07/01

1_k

8
いやもう、最高。もちろんシリーズを通して最高とは思っていたが、最後の最後で画竜点睛を欠く作品もあるわけで、期待と不安を抱きつつ読ませていただいたが、掛け値なしの傑作シリーズとして締めも遺漏なかったです。勝負が完全についた後でのページ数を見るに妙に長いエピローグで一体何を仕掛けてくるのかと思えば、こんな着地点! 素晴らしい。人退と並んで、長らく実質ガガガの看板作品として続いてきた本シリーズが完結するのは惜しいが、最高の幕引きでした。2014/06/28

サケ太

7
シャノン誕生秘話。ここから、あのゲームに話がつながっていくんですかねぇ。今回もとんでもない燃えバトルの連続。まさしくラストバトル。勝つためにすべてを切り捨てた赤神楼樹と貴島あやなの行く末は……。行きつくところに行きついたと感じられた最後のシーン。面白かった。2014/06/26

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