出版社内容情報
書評家絶賛の書き下ろしシリーズ、完結篇!
世間が開国で揺れる中、登鯉の父である人気浮世絵師の歌川国芳は、一門の弟子たちと、相変わらずの江戸っ子の稚気と覇気でのんびりと暮らしている。
国芳の描いた浅草寺の〈一ツ家〉の奉納額は将軍の上覧にも与り、江戸中の大評判となる。
しかし、そこに安政大地震が発生、その混乱の中で倒れる国芳、ちまたに氾濫する鯰絵、そして国芳の描いた一ツ家の祟りを恐れる不気味な噂も聞こえてくる。
絵筆を握れなくなった国芳、一門を背負うことになった登鯉、そして弟子たちは懸命に活きる道を模索する。さらには登鯉の、もどかしい恋の行方は?
悲しいのに明るくて、笑えるのにせつない、書評家絶賛の書き下ろしシリーズ、ついに感動の完結!
内容説明
世間が開国で揺れる中、登鯉の父、人気浮世絵師の歌川国芳は一門の弟子たちと、相変わらずの江戸っ子の稚気と覇気で後生楽に暮らしている。国芳の描いた浅草寺の“一ツ家”の奉納額は将軍の上覧にも与り、江戸中の大評判に。しかしそこに安政大地震が発生、その混乱の中で倒れる国芳、氾濫する鯰絵、一ツ家の祟りの不気味な噂も…。金さんの死、絵筆を握れなくなった国芳、一門を背負う登鯉、そして弟子たちは懸命に生きる道を模索する。さらにはもどかしい恋の行方は?悲しいのに明るくて、笑えるのにせつない、書評家も絶讃のシリーズ、ついに完結。
著者等紹介
河治和香[カワジワカ]
東京都葛飾区柴又生まれ。日本大学芸術学部卒業。日本映画監督協会に勤めるかたわら、江戸風俗研究家の三谷一馬氏に師事して、江戸の風俗を学ぶ。『秋の金魚』で、第二回小学館文庫小説賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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