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小学館文庫
ザ・ライト―エクソシストの真実

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  • サイズ 文庫判/ページ数 381p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094086102
  • NDC分類 936
  • Cコード C0179

出版社内容情報

A・ホプキンス主演映画原案、驚愕の真実!

かつて映画によって日本でも知られるようになったエクソシスト(悪魔払い師)。エクソシズム(悪魔払い)はキリストが12使徒に託した使命であり、儀式としては西暦500年ごろに体系化されたが、実はヴァチカンでは現在もエクソシスト養成講座が行われている。本書はエクソシスト養成講座受講のために留学したアメリカ人神父の1年間を追い、その実態を赤裸々に描いたドキュメンタリー。
2005年、カリフォルニア在住のゲイリー神父(当時52歳)は司祭の指示によりヴァチカンに留学、「エクソシズム(悪魔払い)と悪魔払いの祈祷」という講座を受け始める。聖職者のみならず精神科医、看護師、心理学者などさまざまな受講者が参加し、現代的な教室で行われる講座を受けたゲイリー神父は、自分が悪魔払いについての知識をほとんど持っていないことに気づき、文献をあさるようになる。そして、実践法を手ほどきしてくれるカルミーネ神父を訪ねたグレゴリー神父は、実際のエクソシズムに立ち会い、衝撃的な場面を目にすることに……。
2011年3月公開予定、アンソニー・ホプキンス主演映画『ザ・ライト -エクソシストの真実ー』原案。

内容説明

二十一世紀のいま、“悪魔憑き”の犠牲者はイタリアだけで年間五十万人以上にものぼるという。その悪魔に心身を蝕まれていく人々を救うため、ヴァチカンでは、エクソシスト(悪魔秡い師)を養成するための講座が行われている。2005年、米カリフォルニア在住のゲイリー神父は司祭の指示により、講座受講のためローマへ渡った。そして実践法を手ほどきしてくれるカルミーネ神父を訪ねた彼は悪魔秡いの儀式に立ち会い、衝撃的な場面を目にする。知られざるエクソシストの実態を赤裸々に描いた話題のドキュメンタリー。A・ホプキンス主演の同名映画原案。

著者等紹介

バグリオ,マット[バグリオ,マット][Baglio,Matt]
米国サンディエゴ生まれ。1996年、カリフォルニア大学サンタバーバラ校で英文学の学士号を取得。ライターとして活躍した後、2000年に伊ローマに活動の拠点を移す。2005年から3年に渡り米国人神父やエクソシストたちに取材を重ね、2009年に『ザ・ライト―エクソシストの真実』を発表、高い評価を得ている

高見浩[タカミヒロシ]
東京生まれ。雑誌編集者を経て翻訳家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

noémi

11
この本はアメリカの神父がどのようにして『悪魔祓い(エクソシスト)』になっていったのかというノンフィクション。神父だから、勝手に悪魔祓いになれるわけでもなく、カトリックの神父だったらどんな人間でもエクソシストに対して肯定しているわけでもない。懐疑的な人間がほとんどの中、これはどう考えたとしても「悪魔に憑かれた」としか考えられない人間が存在する。エクソシストはそういった人に対して非常に慎重だ。まず精神科医に診断してもらったり、出来る限りの常識的な処置を施した後、最後の手段が悪魔祓いなのだ。2017/08/21

イチイ

4
実在するアメリカ人神父がローマの大学で開講されている教会公式のエクソシスト養成講座を受講し、アメリカでエクソシストとしての活動を開始するまでを描くノンフィクション。2005年8月から2007年頭にかけて、養成講座や実際の儀式を目の当たりにしエクソシストとしての使命に目覚めて行く様子が描かれる。悪魔祓いが現代社会に適合する上で、重要視されるのが悪魔憑きとそれ以外の病の識別の問題。悪魔憑きでしか説明ができないことが求められるのだが、神の理性と人間の理性は断絶し、不条理に神を求めるほかないのかと感じた。2018/08/20

Masayuki Nakanishi

2
(369ページ) エクソシストは人が悪魔に憑かれ得ることを積極的に証明しようとしているのだ、と考えている人は多い。が、イタリアのエクソシストたちと話し合ってわかったのだが、事実はむしろその反対なのである。 …公認のエクソシストなどいなくても、人々は悪魔祓いを求め、自宅から悪霊を追い払ってもらうために”霊能者"に大金を支払うのである。こういう状況に照らし合わせてみると、心理学者や各専門家たちの講義を含むエクソシズムの講座をひらくというアイデアは、歓迎すべきものではないだろうか。2011/11/06

888

2
客観的にエクソシストとエクソシズムを扱った『バチカン・エクソシスト』は、客観的でありながら多少懐疑的な文章だったため、こちらも必要以上に懐疑的になってしまったが、エクソシストに任命されたばかりのアメリカ人神父を中心に据えた『ザ・ライト』を読むと、やはり多少は疑う心もあれど、戸惑い悩みしながらも役目を果たそうとするその真摯な態度には、感じ入るところがあった。2013/08/26

うびうび

1
映画を観た勢いで読む。宗教とはなんだろうと考えさせられた。ちょっとだけだけど。2011/09/13

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