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小学館文庫
凛冽の宙

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  • サイズ 文庫判/ページ数 510p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094080254
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

不良債権転売ビジネスの全貌を暴く大ベストセラー、ついに文庫化!

バブル崩壊後、景気は低迷し膨大な不良債権処理に苦しむ企業が数多存在した。そしてまた一方では、その弱体化した企業に狙い定めてビジネスを展開する投資顧問会社があった。<バルク買い><サービサー><損失先送り>など、外資系金融機関が得意としていた手法が、綿密な取材を経て、いま、白日の下にさらされる。「日本国債」「代行返上」など、常に日本経済の根幹に巣食う病巣を照射し続けてきた著者会心の問題作!

内容説明

バブル崩壊後、不良債権処理に苦しむ企業が数多存在した。それらの企業を喰い物にする投資顧問会社社長・古樫賢哉。一方、法を遵守したビジネスを堅実に営む外資系証券会社社長・坂木洋二。人生に対する二人の倫理観は真っ向から対立していたが、企業の利益優先主義が二人の運命を一本の糸で結ぶ―。“バルク買い”“サービサー”など、外資系金融機関が水面下が駆使した手法が、綿密な取材を基に、ここに明かされる。『日本国債』『代行返上』など、常に日本経済の根幹に巣食う病巣を照射し続けてきた著者会心の問題作、待望の文庫化。

著者等紹介

幸田真音[コウダマイン]
1951年、滋賀県生まれ。米国系投資銀行や証券会社を経て95年に作家デビュー。国際金融の世界を舞台に、時代を先取りした作品を次々に発表し大きな話題を集めている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

James Hayashi

26
金融に詳しくなくても分かりやすいが、あまり本格的でなく読み応えはない。結末もふに落ちず満足感が得られなかった。2019/02/04

Walhalla

17
バブル崩壊後の弱体化した企業を食い物にする、外資系金融機関を描いた経済小説作品です。田原総一朗さんもお薦めされていたそうです。 埋没費用の呪縛の先に訪れるとされる「損失先送り」。 「サービサー」や「バルク買い」といった手法が描かれていて興味深かったです。元債券ディーラーの著者らしい作品でした。2016/12/21

シュウ

5
少し前の金融を巡る物語。日本が世界のどういう仕組みに組み込まれていて、そして、今どういう状況になっているのかという題材は、ファクトなのかフィクションなのかを判断する能力もない一般人からするとファンタジーなんだけど、現実なんだろうなあ、、平成最後の久々の読書。また少しずつ読もう。2019/04/30

射手座の天使あきちゃん

1
不良債権転売ビジネスの全貌を暴く  経済用語の勉強程度にと思って読んだほうが良いです、幸田さん ゴメンナサイ m(_ _)m

Noriko Muraki

0
最後のつめがもうひとつ!2015/06/26

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