小学館文庫 キャラブン!<br> えんま様の忙しい49日間―光る藤の頃

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小学館文庫 キャラブン!
えんま様の忙しい49日間―光る藤の頃

  • 霜月 りつ【著】
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  • 小学館(2019/07発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094066685
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

吉祥寺に住む閻魔大王、迷える魂を救う!?

休日を過ごすために現世にやってきた地獄の大王閻魔さま。人間の姿になって大央炎真と名乗り、地蔵菩薩が管理する吉祥寺のアパートで、秘書の小野篁とともに暮らしはじめる。だが、さ迷う死者を見つければ成仏できるように導いたり、悪い心に囚われた生者に会えば思わず成敗してみたり。地蔵菩薩にもこき使われて、ちっとも癒されない毎日だ。
そんなある日、地獄で記録係を務める司録と司命に請われて井の頭公園に遊びにきた炎真は、現世に来てから知り合った少年に『幽霊のような黒い犬』を見たと教えられる。さらに炎真は新聞で、遺体に噛み傷がある殺人事件の記事を見つけるが……。
超がつくほどの犬好きで世話焼きな小野篁、しょっちゅう現世にやってきては炎真におねだりをする記録係のお子様ズ・司録と司命、スイーツをエサに炎真を振り回すイケズな地蔵菩薩。個性的な周囲の面々も揃って、にぎやかに繰り広げられる地獄行き事件解決録、第三弾登場! 思い出の味を再現できずに嘆く漫画家の話、奇妙な屋敷に入り込んでしまった図書館の読み聞かせ係の一夜など、四つの物語を収録。残り少ない休暇だけれど、炎真は今日も大忙し!?

内容説明

休暇を過ごすために現世にやってきた地獄の大王閻魔様。大央炎真と名乗り、秘書の小野篁と吉祥寺で暮らしはじめるが、迷える死者を成仏させたり、悪い生者を成敗したり、大家の地蔵菩薩にこき使われたりと、ちっとも癒されない毎日を送っている。ある日、知り合いの少年から「幽霊のような黒い犬」を見たと教えられた炎真。さらに遺体に噛み傷がある殺人事件が起きて―?思い出の味を再現できずに嘆く漫画家の話、奇妙な屋敷に入り込んでしまった図書館の読み聞かせ係の一夜など五話を収録した、地獄行き事件解決録。シリーズ第三弾登場!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うまる

30
シリーズ3冊目。今回はホロリとする感じで、休暇を締めくくるのに相応しい深い話が多かったです。 またまた犬の話『えんま様とコドクの犬』が一番良かった。昴君の成長ぶりも微笑ましく感じます。 最終話『えんま様の帰還』は話自体はシリアスながら、今まで出てきた人達がわんさか出てきて嬉しかったです。 ほんと、休暇なのに忙しい49日間でしたね。現世の世直しをありがとうえんま様、また逢う日まで~。2020/12/01

よっしー

26
今回もサクサク読めました。地獄は事務所、現世は現場といった感じで仕事してる感じですね。これは休暇とは呼べませんね(笑 とはいえ、49日間甘味を堪能して…その後の地獄での生活に楽しみはまっているのでしょうか?と、ついいらぬ心配をしたくなりました(笑 続編もあるので、早々に帰ってくるのかな?2022/02/07

あゆみ

26
★★★★★ 3巻が出たことに喜んでいたら、第五話「えんま様の帰還」とあってシリーズ完結?成仏できない幽霊や困っている人を見過ごせずに助けたり、悪を成敗したりする炎真がかっこいいこのシリーズ大好きなので、次の休暇のお話でも常世で地獄か天国行きを振り分け死者を裁くお話でもいいのでまだまだ炎真の活躍が読みたい!2019/07/22

ううち

22
第3弾。表紙のエンマさまカッコいいわ…。 犬の話と藤の花の下でのシーンはうるっときた。司録と司命がキュートな雀のお宿の話も好き。 はやく次の休暇を。2020/08/12

19
さくさくと♪このシリーズ好きです。続編があるようで、一旦お帰りになりましたが、また現世においでのようで楽しみです。蠱毒のイヌが切なかった〜。2021/02/23

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