小学館文庫<br> それでも彼女は歩きつづける

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小学館文庫
それでも彼女は歩きつづける

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  • サイズ 文庫判/ページ数 269p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094060690
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

嫉妬と羨望が混じり合う女たちの物語

映画監督・柚木真喜子が海外の映画祭で受賞した。OLを辞めてまで一緒に映画の脚本を書いてきた志保。柚木の友人の後輩で、当時柚木の彼氏だった男を奪い結婚したさつき。地元のラジオ番組の電話取材を受けることになる、柚木とは年の離れた妹の七恵。柚木が出入りしていた画家の家で、柚木と特別な時間を過ごした亜紀美。息子がどうやら柚木に気があるらしいと気を揉む、柚木が所属する芸能事務所の女社長・登志子。柚木に気に入られ、素人ながらも柚木の映画「アコースティック」で主演を演じた十和。
柚木に翻弄される女性六人の心の揺れから、柚木という一人の女性の生き方が見えてくる連作短編集です。最終話にシナリオを配した構成の実験的小説がついに文庫化。

【編集担当からのおすすめ情報】
「大人女子の恋愛&友情小説」シリーズ『虹色天気雨』『ビターシュガー』が大評判となり、ドラマ化もされた大島真寿美さん。女性の心の機微を丁寧に描く大島さんが、物語の構成にこだわりぬいた極上の小説です。

目 次



転 がる石……007

ト ウベエ……039

チュー リップ・ガーデン……073

光……105

伸 びやかな芽……137

流 れる風……175



リ フレクション……209



解 説 風間志織……253

【著者紹介】
1962年愛知県生まれ。92年「春の手品師」で文學界新人賞を受賞して作家デビュー。他の作品に『ちなつのハワイ』、『ほどけるとける』、『やがて目覚めない朝が来る』、『戦友の恋』、『虹色天気雨』、『ビターシュガー』、『ピエタ』などがある。

内容説明

映画監督・柚木真喜子が海外の映画祭である賞を受賞した。柚木の映画で脚本を担当していたものの、喧嘩別れをした志保。柚木の彼氏だった男を奪い、その後結婚したさつき。地元のラジオ番組で電話取材を受けることになった柚木の妹・七恵。柚木と古くからの知り合いで、今では柚木のことをネット検索するのが趣味の亜紀美。柚木と一人息子との関係に悩む芸能事務所の女社長・登志子。柚木に見初められ、高校時代に素人ながらも映画「アコースティック」に出演した十和…。奔放に生きる一人の女性を軸に、六人の女たちの嫉妬、羨望が混じり合う濃密な物語。

著者等紹介

大島真寿美[オオシママスミ]
1962年、愛知県生まれ。92年、「春の手品師」で文學界新人賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

らむり

48
外堀から埋めていくような人物の描き方は面白いなと思ったが、話はあまり面白くなかった。2014/10/17

えりこんぐ

37
大島真寿美さん2冊目。映画監督の柚木真喜子が海外の賞を取ったことで、ほんの少しざわめく6人の女性たち。このタイプの連作短編は、いろんな女性たちの人生を覗けるのがいい。彼女たちの中では色濃く残る柚木真喜子だが、読み終わっても本人像はぼんやりとしか浮かび上がってこない。(・・?) 不思議な読後感です。2016/02/18

えりまき

19
2023(18)大島さんの文章が大好きです。映画監督・柚木真喜子さんに関わる人々の連作短編集。柚木と大喧嘩して絶交した志保の「転がる石」。トウベエこと溝口仁志と結婚したさつきの「トウベエ」←一番好きです。柚木の妹・七恵の「チューリップ・ガーデン」。柚木家のご近所の居酒屋の娘・亜紀美の「光」。柚木が所属する事務所の登志子の「伸びやかな芽」。柚木の映画出演者・十和の「流れる風」。 2023/01/25

エドワード

19
私は映画狂といえるほど好き。スペクタクル映画もアニメ映画もよくわからない映画も観る。柚木真喜子監督作品は単館ロードショー作品だな。空気感や時のうつろいを描く映画ってあるよね。現役の高校生が演じる映画「アコースティック」。脇役で出演した十和の章が胸キュンだね。二十代になって思い出す、彼女を運命づけた撮影の一週間。<「ずっとここにいたい」と思っていた。>そういうことってあるよね。作品自体は柚木真喜子の周りの人々の語りで彼女を浮彫りにするものだけど、私は十和のノスタルジーに惹かれた。そういう読みってあるよね。2015/07/14

ken_sakura

10
面白かった。結構満たされました。賞を受賞した女性映画監督を軸に、関わりのある、又はあった6人の女性を描いた7つの短編集。6人の女性主人公の屈託が良いです。言葉になり難い屈託を選んだ著者が好きです。最後の脚本型の「リフレクション」は苦手。恩田陸に脚本型の小説(タイトルは覚えてない)があった記憶があり、大苦戦したのを思い出した。最初から6本は良かったので、6勝1敗。2015/05/24

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